この犯罪都市に祝福を!!!!!

この親友悪魔に召喚を! ページ32

大遅刻陳謝orz
いやあ推し誕と推し誕がありまして……
恋は推しイベ爆走中です。目標b500位以内m1000位以内らしいです(わかる人はわかります?)

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ハロウィンの翌日、萩原と松田はそれぞれ1度自宅に帰りAの家に来ていた。

萩原と松田を交互に見つめるAに諸伏が問う。

「どうしたんだ?」

「いや、景光はミイラ男だったけど、2人が仮装するなら何かなと思ってね。」

Aの言葉に萩原が松田に目を受け考え込む。

「うーん……陣平ちゃんは狼男とか似合いそうじゃない?」

「あ、わかる。」

「確かに似合いそうだね。」

諸伏とAが顔を見合わせ松田を見た。3人に見つめられた松田は、少し居心地が悪そうに視線をそらす。

「じゃあ萩原は……」

「俺は悪魔がいいな。悪魔だったらAちゃんと契約とか出来そうだし。」

萩原がAを見つめながらそう言った。しかしAは心底嫌そうな顔をする。

「え〜嫌だよ悪魔と契約は。悪魔って対価が面倒臭いし。」

「そうなのか?」

松田が首を傾げた、荻原と諸伏も説明を求めるようにAを見ている。

「悪感情──嫌悪とか恐怖とか羞恥とか色々。悪魔によって好みは分かれるけれど、大体はそんな感情が対価だからね。そういう目に遭うということだよ。むしろバニルのように現金を求める方が奇特だ。」

「バニルって……あの人形か。」

「まぁ対価を現金で払っても普通に嫌がらせはしているけれど。あれはもう趣味みたいなものだよ。」

色々と諦めたようにそういったAに3人は微妙な顔をする。‘嫌がらせが趣味’とは大丈夫なのだろうか。松田が呟く。

「……ソイツだいぶヤバいんじゃないのか?」

「……むしろかなりの変人だと思っていいよ。」

Aがそう返した直後、いつの間にか部屋の隅にいたバニルが口を挟む。

「世界を越えてまで会いに来た親友を変人扱いとは、酷いではないか。」

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