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蘭と園子の2人が人混みに消えて行くのを見送り、Aは諸伏と落ち合った。真新しい帽子を触りながらAが呟く。

「久し振りにこの形の帽子被るなぁ……」

Aは前世で使っていたものと同じ形に作った杖を手に、マントを羽織り魔女帽を被るという所謂魔女の格好をしていた。
マントの下はオフショルダーのトップスにショートパンツ、ガーターベルトとニーハイソックスという、冒険者の頃を彷彿とさせる衣装だ。全体的に黒を基調とし、髪を結んでいる紐や衣装の所々に瞳と同じ紅を取り入れている。

「いつにも増して魔女だね。すごく似合ってる。


対して諸伏は包帯とヴィンテージ加工を施した服に身を包んでいる。魔導具のおかげで顔を隠す必要も無いため、首から上の包帯は所々に巻くだけに留めていた。

2人で交差点付近を散策していると、諸伏が前方に立つ警察官を見つめて言う。

「アレって萩原と松田じゃないかな?」

「本当だ。」

そこにいたのは紛れもなく萩原と松田であった。2人も機動隊としてハロウィンの警備に駆り出されていたのだ。

「やぁ。2人ともお疲れ様。」

近付くAを見た2人は驚いていた。まさか来ているとは思わなかったのだ。

「え、Aちゃん?隣にいるのは……」

「オレだよ。」

諸伏がそう言ったことで諸伏を認識する。

「聞いたよ、これから更に人が増えるんだろう?差し入れも何も無いけれど、仕事中に貰っても困るだろうし……」

少し申し訳なさそうにAがそう言った。しかし萩原と松田からすれば会えただけで充分であった。

「明日終わってから行っていいかな?」

「俺も。」

「勿論だよ。待っているね。」

そう言って笑ったAの服装に2人が目を向ける。

「その服よく似合ってんじゃねぇか。」

「可愛いし格好良いよ。」

「だろう?」

格好良いと言われたAが嬉しそうに胸を張る。基本的には大人になっても厨二病、それが紅魔族である。程度は違えどAも例外ではない。

「2人も格好良いよ!」

仕事の邪魔にならないようにとその場を離れるAが振り返りそう言った。



ーーーーー

結局終わらないやつ・・・

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kanayamamoto112(プロフ) - ヒロインちゃんが大和警部と由衣刑事と諸伏警部の前で能力を披露するのか気になります。 (2022年12月31日 8時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
恋透(プロフ) - kanayamamoto112さん» はじめまして。ありがとうございます!なんと1から!!滅茶苦茶嬉しいですありがとうございます!私達も長野県警大好きなので後々どんどん絡ませていこうかなと……続き多分来週には上げれるっぽいです!コロナ、インフル等々kanayamamoto112さんもどうぞお気をつけください (2022年12月18日 20時) (レス) id: 2892050d09 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - はじめまして。この犯罪都市に祝福を!第1章から見てます。ヒロインちゃんと大和警部と由衣刑事と諸伏警部との絡み楽しみです。続きが楽しみです。作者さん体調には気をつけてください。 (2022年12月16日 8時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
恋透(プロフ) - [アイク・ブルームーン]アイおっとりさん» 滅茶苦茶遅くなってすみません💦💦ありがとうございます!少しずつにはなりますが更新頑張ります!! (2022年11月6日 20時) (レス) id: 2892050d09 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!! (2021年11月25日 19時) (レス) @page37 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:透、恋 | 作成日時:2021年10月30日 1時

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