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諸伏と同居して3週間が経とうとしていたある日、突然インターホンが鳴った。Aが扉を開けるとそこには松田が立っていた。

「陣平?どうしたんだい?」

「いや、最近会ってねぇし、何かあったのかって気になって……」

諸伏が来て以降、Aは松田や萩原を1回も家に呼んでおらず、本当のことを言うわけにもいかないため忙しいことにしていたのだ。さらに、忙しいと言った手前外に飲みに行くのも断っていた。

「あ……ちょっと待っておくれ。少し片付けるから。」

「ああ。」

Aは急いでリビングにいた諸伏に来客を伝える。

「諸伏さん、友人が来てしまったから寝室に隠れて。」

「え、うん。わかった。」

「ごめんよ。長居はさせないから。“ロック”」

念の為魔法で鍵をかけると、玄関で待っている松田のもとへ向かった。

「お待たせ。」

「なんかあったか?」

「危険物が色々と散らかっていただけだよ。」

Aはそう言って松田をリビングへ通しお茶を入れる。

普段昼間は開かれている寝室の扉が閉まっていることに、松田は微かな違和感を覚えた。ただそれだけ。
それだけではあったが、どうにも気になって松田は寝室の扉へと近付いた。

「乙女の寝室に入ろうとするとは無粋だねぇ。」

松田の背にAが声をかけた。松田の動きが止まる。

普段……否、以前のAであれば遠回しな言い方をせず、散らかっているから、危険だから入るなと言っていただろう。松田の中で小さな違和感が確信へと変わった。Aは何かを隠している、と。

「……んなもん今まで何度も入ってるだろ。」

「下着が散らかっているかもしれないのだよ?」

「そうか。」

松田はそう呟きドアノブに手をかける。

松田もAが本気でそんなことを言っているわけではないことはわかっていた。が、もし本当にそうであったとするならばそれはそれで気になるような……と邪な考えがよぎる。

しかしそれは扉越しに微かに聞こえた声に一瞬にして掻き消された。

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kanayamamoto112(プロフ) - ヒロインちゃんが大和警部と由衣刑事と諸伏警部の前で能力を披露するのか気になります。 (2022年12月31日 8時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
恋透(プロフ) - kanayamamoto112さん» はじめまして。ありがとうございます!なんと1から!!滅茶苦茶嬉しいですありがとうございます!私達も長野県警大好きなので後々どんどん絡ませていこうかなと……続き多分来週には上げれるっぽいです!コロナ、インフル等々kanayamamoto112さんもどうぞお気をつけください (2022年12月18日 20時) (レス) id: 2892050d09 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - はじめまして。この犯罪都市に祝福を!第1章から見てます。ヒロインちゃんと大和警部と由衣刑事と諸伏警部との絡み楽しみです。続きが楽しみです。作者さん体調には気をつけてください。 (2022年12月16日 8時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
恋透(プロフ) - [アイク・ブルームーン]アイおっとりさん» 滅茶苦茶遅くなってすみません💦💦ありがとうございます!少しずつにはなりますが更新頑張ります!! (2022年11月6日 20時) (レス) id: 2892050d09 (このIDを非表示/違反報告)
[アイク・ブルームーン]アイおっとり(プロフ) - 面白いです!更新頑張って下さい!! (2021年11月25日 19時) (レス) @page37 id: 466201e21a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:透、恋 | 作成日時:2021年10月30日 1時

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