この犯罪都市に祝福を!!!!!

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Aの話を聞いた諸伏が問う。

「何でオレ達に話したのか、聞いてもいい?」

Aは柔らかく微笑んだ。

「信じれると思ったから。赤井さんについては、私、コナン君のことは結構信頼していてね。諸伏さんは1週間一緒に暮らして……優しすぎるんじゃないかって逆に心配になるくらいだよ。」

「そうでもないと思うけどな……」

Aが本気でそう思っていると伝わり、諸伏が困ったように笑った。

Aの話を聞いて考え込んでいた赤井が口を開く。

「……3年前も東京にいたのか?」

「3年前?いたよ。4年前にこの家を買ったんだ。何故だい?」

「3年前ってまさか!」

思い当たる節があるのか、諸伏が驚いたようにAを見る。Aは何事かと首を傾げた。

「以前調べたが、あの日は晴天で関東上空に雲は無かった……にもかかわらず雷が落ちた。前後2時間に雷が発生したという記録もない。そして、雷が落ちた直後に爆発が起きた……」

そこでAも何の話なのか思い当たった。3年前といえば萩原と再会し、松田と出会った年である。

「落雷と爆発には間があった。爆発物の痕跡も無く、結局解体前の廃墟が爆発した理由はわからなかったが……」

赤井はそこで言葉を切りAを見つめた。

「それ、私だ。」

「やはりな。」

「上級魔法を見せて欲しいと言われてつい……」

Aが小さく言った。あの時は4年ぶりの爆裂魔法で、かなりテンションが上がっていたことは自覚しているのだ。

「ありがとう……本当にありがとう。」

諸伏がAの手を取り、何度もそう言った。

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