この犯罪都市に祝福を!!!!!

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数日後、Aの携帯に赤井からメールが入った。休憩中にAはそれを確認する。

「今夜19時……」

ポツリと呟いたAに本好が問う。

「あら、どうかしたの?」

「姉さん、ちょっと急用ができたのだけれど……3日ほど休んでもいいかい?」

滅多に急用などできないAの言葉に、首を傾げならも本好は頷く。

「ええ、良いわよ。何するのか知らないけど、気を付けてね。」

「うん。ありがとう。」

何も聞かずに送り出してくれる姉にAは微笑んだ。



夕方、Aは汚れてもいい捨てる予定の服に着替え、病院の地下駐車場へ向かった。Aが到着すると、そこには既に準備を進める赤井の姿があった。

「遺体は後ろに乗せておくのだろう?私も後ろにいるよ。」

そう言ってAは遺体の頭部側に躊躇いもなく座る。しかし外からはしっかりと人影が見えていた。赤井の考えを察したAが運転席の横に身を乗り出し開いた窓から赤井に告げる。

「大丈夫、見えないようにするから。“ライト・オブ・リフレクション”……ほら、これで完璧だ。」

「どういうことだ?」

「1歩下がってみるといい。」

Aに言われた通りに赤井が1歩下がる。すると運転席と助手席の間にいたAの姿が一瞬にして消えた。後部座席の窓にもその影はない。

「!」

驚きつつ赤井が1歩踏み出すとAが現れた。その間赤井は瞬きもしておらず、何が起こったのかと思案する。

「詳しいことは後で説明しよう。今は移動したほうが良いんじゃないのかい?19時だったろう?」

「あ、ああ……そうだな。」

一旦考えるのをやめ、赤井は運転席に乗り込んだ。

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