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第50話 ページ5

「あはは、だから“かくれんぼ”しよ?
あたしやった事ないはずなんだけど、隠れるのだけは得意な気がするんだ。
そうね…3年くらいはずっと隠れられそ___ッんぎゃあ!」


3年、と聞いた瞬間、私は駆け出し、気づけばドライバーの先端でゴリラうさぎの心臓を刺していた。


背中から倒れ込むゴリラうさぎに馬乗りになる。



貴「っルフィ、早く先に行って‼ こいつは絶対に私が倒す!!!」



珍しく神妙な顔をするルフィにそう叫ぶが、ルフィの足は一向に動こうとしない。


私が取り乱したのがそんなに面白いのか、ホグバックはずっと耳障りな笑い声を上げている。


チョッパーくんやロビンさんはそんなホグバックに更に警戒しているのか、警戒心がビシビシと伝わってくる。



ルフィ「A…おれは……」


貴「行って‼ 早く‼」



本当に早く行って欲しい。


このゾンビ、体がゴリラだから私の全体重を使って抑えているけどそろそろ限界が来そうだ。


ゴリラうさぎ、私の自我より一癖も二癖もあるし…昔の事を持ち出してくるなんてもう最悪だ。


だからルフィにこいつの言葉を聞かせたくない。そうじゃないと…






ルフィ「…一緒にあいつを倒すんだろ!早く追いついて来いよ、A!」


やっと私の願いが通じたのか、ルフィが冷凍室の方へ掛けて行った。


それと同時にゴリラうさぎ…長いからゾンビと呼ぶ事に決めたそいつが凄い勢いで起き上がり、その勢いで吹き飛ばされる。


ぶつかる、と思った瞬間、ロビンさんが能力で腕を網のように生やし、受け止めてくれたおかげで硬い壁に激突しなくて済んだ。


お礼を言って、体制を直しながらゾンビを睨みつける。


ドライバーはゾンビの体に刺さったまま。つまり私は丸腰状態。



ロビン「私はチョッパーの援護をするけど…貴女は一騎討ちの方が良さそうね」


ロビンさんの言葉に頷いて返事をする。



貴「私のゾンビ!ルフィを追いかけたいなら私を倒してからにしなよ‼」


冷凍室へ行こうとしていたゾンビに大声でそう言えば、そいつはくるりと体の向きを変え、こちらへ突進してきた。



チョッパー「A!こっちは任せて!」


貴「うん!」



いつの間にかいつもの人獣型に戻っていたチョッパーくんに返事をしてから、何か武器になるものを探すため、部屋を走って抜けた。

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まり(プロフ) - とても面白いです。ぜひ待ってます。 (2023年5月2日 10時) (レス) id: 1571d4bdb2 (このIDを非表示/違反報告)
さくらねこ(プロフ) - とってもワクワクして読んでいました。とても面白くて、大好きな作品です。年がとてもだった今でも、戻ってこられるのを楽しみにしています。無理ばせずに、自分のペースでいいので、また、続きを書いてください。更新されるのを楽しみにしています! (2022年8月9日 7時) (レス) id: 1e843335e4 (このIDを非表示/違反報告)
天秋(プロフ) - すごく大好きな作品です。戻ってこられるのを切に願っています…!けれど、あまり無理はされないでください…! (2020年9月2日 18時) (レス) id: f2a9b703e9 (このIDを非表示/違反報告)
藍色(プロフ) - れさん» プロフの方に詳細について送りましたので確認してもらえたらと思います! (2020年5月20日 20時) (レス) id: 29bb7cf916 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ありがとうございます!( ;__;)夢絵できたのですがどうやって送ればいいでしょうか、、?リンク貼ってでいいですかね、、!? (2020年5月18日 22時) (レス) id: 7701c78eca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:なまやち | 作成日時:2020年3月1日 16時

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