17(VS？？？) ページ22
(相澤消太視点)
「っし！これで最後の一匹や！」
富田林が白い脳無を踏みつけて、息を吐く。
永見の方を急ぎ見れば、地面に黒い脳無が倒れ、手をばたつかせていた。
「エミさん、そいつどういう状態なんですか」
「ややこしいことに、この脳無も素の戦闘能力がオールマイト仕様っぽい
しかも、回復系の個性を持っとる…打撃とかも、ダメージを無効化か吸収されてる感じやな…
幸い知性はないっぽいから、とりあえず足の関節外して、触らぬ神に祟りなし、って現状や」
脳無を警戒して視線をそらさずに答える永見、俺も脳無を見る。
もう一度個性を消してみるが、暴れる脳無が殴った床は更に陥没していく。
「…個性を消しても、意味がなさそうだな」
「とりあえず手の関節も外しとけばええんちゃうか？」
「トントンさん…そう、ですね…」
「そんな時のダイスロール！3！やっと成功です！」
また、増がどこからともなく赤い紐を取り出し脳無を縛る。
「あれ…5分まだ経ってないですよね？」
「優秀過ぎるやろ」
何処と無く緊張感に欠ける光景だが、二体の黒い脳無は増に縛られ揃って転がされる事となった。
「はー、やっとか…あとは先生達と警察が来るのを待つだけやな」
「そうですね…それまで脳無の監視を…、？！トントンさん…！！」
富田林のすぐ後ろに、いきなり男が現れ、手には、銃を持っている。
その瞬間がスローモーションの様に見えた。
富田林に、銃口が合わせられる。
俺は、咄嗟に捕縛布で富田林を引き寄せた。
代わりに、俺が少し前に出る。
引き金が引かれ、肩に衝撃が走る。
「先生…？！」
富田林の声に応えようとして、ふと、違和感を覚えた。
「なんだ…？銃弾…じゃ、ない？」
「おや、イレイザーから仕留められるなんて、俺は運がいい様だ」
「仕留めた？それは早計なんじゃないか」
俺は捕縛布で男を捕まえようとするが、姿がかき消え、逃げられる。
なんだ？高速移動？テレポート？
「先生！後ろや！！」
富田林が俺に向かって…いや、俺の背後に向かって剣を投げる。
剣を避けて体勢を崩した男に蹴りを入れるが、また姿が消えた。
おかしい…。
「個性を消しているはずなのに何故…そう思ったか？
残念、消えているのはお前の個性だよ、イレイザー」
「個性を消す銃弾、ですか？」
悠々と話す男に永見が発砲するが、それも全て避けられてしまう。
「ははは、君は察しが良いなぁ…」
こいつは、脳無よりも厄介かも知れない。
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rbrさん推し - 続きはどこですか…。楽しみに待ってます。 (2023年1月9日 22時) (
レス) @page24 id: b6ccdf37e6 (このIDを非表示/違反報告)
白玉(プロフ) - めちゃくちゃ好きです…！ありがとうございます！！ (2021年9月8日 15時) (レス) id: 31248c7e62 (このIDを非表示/違反報告)
ぺぴ - 好きです。更新待ってます。 (2020年4月28日 14時) (レス) id: 278f07b6af (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - ああ"…!このお話すごい好きです!!エミさん可愛い……戦ってるシーンとかリアルで細かくて迫力があります!!!お体に気をつけてかださいね! (2019年4月27日 7時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
7-10(プロフ) - いやもうホンマ…何なんですか…堪忍して下さいよ…尊い好き大好き…こんにゃくさんの作る作品ホンマ好きです…ギャグセンスLEDですやん…その上シリアスムーブに違和感無いとか…センスモリモリ族ですやんかぁ…更新全裸待機してますけども無理はしないでください… (2019年4月23日 20時) (レス) id: 9a172e50f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんにゃくの様な何か | 作成日時：2019年4月11日 1時
