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激しい戦いは止まらない。
『出水、そっちどう？』
『エンデヴァーさんの援護はしてるけど、削った側から回復しやがる
個性のデメリットも看破の仕方もまだ分からねぇ
…何より、エンデヴァーさんが無理してる…熱が篭ってるのが見える』
『そう…ぼくは避難してる人達の混乱を一先ず納めに行く、そっちの音は聞いてるけどシールド薄くなるかも、気をつけて』
『出水、了解』
出水と連絡を取りつつ、ぼくはグラスホッパーで急ぎ避難区域から出ようとして渋滞になっている場所へ向かう。
マスコミがこのままでは神野区の再来になるのではないかと不安を煽るようなことを話している。
そんななか、少年が飛び出し、見ろよと叫んだ。
そうだよ、少年、君の言う通りエンデヴァーさんは、戦っている。
体に鞭打ち、NO.1ヒーローとして。
「皆さん！落ち着いてください！」
ぼくは、大衆の心音を聞きわけ、雑音と騒音の中、それでも全員の耳に届く音程で叫ぶ。
瞬間、視線がぼくに集まる。パニックが、一瞬止まる。
「神野区のように街が破壊される事はありません！エンデヴァーが戦っています！
あなた達が襲われることはありません！エンデヴァーが敵を止めています！
むしろ、このパニックこそ危険です！
ここに敵が来ることはありません！
そのために、ヒーローが居ます！
なので、皆さんも協力してください、エンデヴァーが、戦いやすいように！
エンデヴァーを、信じて、落ち着いて、他のヒーロー達の避難誘導にしたがってください！！」
心音が落ち着いていくのが分かる。
よし、これでこれ以上、パニックによる怪我人は増えないだろう。
大人数での避難は、同時に転倒だけでなく圧死者も出る事がある。
あまり知られていない、災害の恐ろしい部分だ。
この戦いで、死傷者は出させない。絶対に。
『パニックは落ち着ついた、そっちは？』
『拮抗ってとこだな…ホークスさんもエンデヴァーさんの援護に来てくれたけど、イマイチまだアイツにダメージが足りてない
あの脳無、おれのギムレットを警戒して常にホークスさんとエンデヴァーさんどちらかが必ず俺と直線上になるよう位置取りやがる…援護もショボい弾撃つかシールドで防ぐので手一杯だ』
『…公平、ぼく、やったことはないけど、試してみたい事が有るんだよね』
『…はは、この状況でその言葉は頼もしいな』
『これやったら、ぼく完全にトリオン枯渇するから、あとは任せるよ』
『おう、…頼むぜ』
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夜見(プロフ) - コメント失礼します！この小説を読んでとても気に入りました。続編を待っています！ (2022年11月27日 2時) (
レス) id: ec7facf74e (このIDを非表示/違反報告)
shion - コメント失礼します！主さんのこの小説が大好きすぎてもう何回目か分からない程読み直してます！この小説ずっと残してて欲しい…( ᵒ̴̶̷᷄௰ᵒ̴̶̷᷅ ) (2022年3月11日 2時) (レス) id: 24529489b2 (このIDを非表示/違反報告)
Kanade(プロフ) - 何回もこのお話を読ませていただいてます！更新されるのを楽しみにしています！ (2021年7月1日 21時) (レス) id: 65639ee896 (このIDを非表示/違反報告)
月詠 乃愛(つくよみ のあ)(プロフ) - このお話好きすぎて何回も読み直してます！更新楽しみにしてます！ (2021年3月20日 0時) (レス) id: 65a4e6fd11 (このIDを非表示/違反報告)
秋 - 何回も読ませていただいてます！更新楽しみにしてます！更新はいつからはじまりそうでしょうか……。 (2020年12月21日 0時) (レス) id: 43bac8b05d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こんにゃくの様な何か | 作成日時：2019年3月7日 0時
