究極の絶対秘神の妹は文豪達のいる世界に飛んできた模様。

記録4/忘れられた者の楽園では ページ9

紫「……やってしまったわね……」
数分前にAが落ちていった場所を見て、幻想郷の賢者──
八雲紫は溜息をついた

隠岐奈「どうもこうも、お前の責任だろう……？」
同じく幻想郷の賢者でありAの姉、摩多羅隠岐奈は紫を睨む

紫「んもうっ！そう怒らないで〜？」
煽るかのように隠岐奈を止めた

隠岐奈「紫、お前なぁ……！！」
溢れてきた怒りを上手く沈めて紫を追い詰める


霊夢「紫、隠岐奈〜、Aいる〜？」
彼女は、幻想郷と外の世界を隔離する結界を管理する博麗神社の巫女、博麗霊夢

紫「その事なんだけど……実はね……」


(少女説明中…❀)



霊夢「はぁぁぁぁ！！？？アンタら、何したのよっ！！」
驚きと怒りを表して2人の服を鷲掴みした

隠岐奈「いや、それは紫が失敗したからっ……取り敢えず離せぇぇぇ！！！」

霊夢「…………はぁ……で、どうすんのよ」
霊夢は大きな溜息をついたあと、2人に質問した

紫「どうするって？」

霊夢「は！？アンタねぇぇぇ！！！！」
何も分かってない紫に霊夢は怒りを抑えきれなかった


紫「そんなに怒ったら、寿命縮むわよ〜？」

霊夢「うっさい！スキマ妖怪っっ！！！！」

隠岐奈「ま、まぁ……今は外の世界から連れ戻す、私達が外の世界に行けるようにする方法を探すか……」
2人の喧嘩を止めるような素振りをしてから話を続けた


霊夢「……そう言うってことは、能力じゃあ、解決出来そうにないのね？」
霊夢は隠岐奈にそう尋ねる

隠岐奈「あぁ……ま、Aなら大丈夫だと思うがな……」
霊夢の質問に答え、Aが落ちていった場所に目をやった



A「ぶえっくしゅん！！」

敦「え、ちょ……Aさん！？」
急にくしゃみをしたAを見て敦はあやふやになった

敦「大丈夫ですか……？」

A「いや、全然大丈夫なんだけどさ……誰だよ、ボクの噂してる奴……」
天井を見てAは考えた

(……姉ちゃん達だなぁ、絶対噂してるの……)
溜息をついて少ししてからまた、作業に戻った。


しかし、幻想郷と外の世界を繋げる方法が、Aが外の世界に来てしまったせいであんな事になるとは──







────まだ誰も知らない。

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