究極の絶対秘神の妹は文豪達のいる世界に飛んできた模様。

記録？/ヰトモ簡単ニ汚レル悲シミ ページ28

芥川「ちゅ、中也さん……？」

芥川の目の前には中也がいた
しかし

中也「よォ、芥川。」

こちらも瞳に光がなかった

樋口「良かった！戻ってきたんですね、中也さ……」

芥川「やめろ、今の中也さんはどこか様子が可笑しい……！」

中也の方へ行こうとした樋口の腕を掴み、自分の方へ寄せた

樋口「……！？すみません、先輩……」

少し頬を赤らめてそう呟いた

中也「なぁにそんな警戒してンだァ？俺ァ いつも通りだぞ？」

「ククッ」と笑って2人に歩みよる

芥川「っ……中也さんがもしやられたなら……太宰さんは……」

そう考えるだけで寒気が起こる

樋口「……一体どうしたら……」

芥川「……樋口、耳を貸せ」

樋口「…………？」

芥川の言うままに耳を傾ける

樋口「なるほど……分かりました！」

作戦を聞いて納得したようだ

芥川「よし、では行くぞ！【羅生門】！！！」

異能力を発動して中也の視界を遮った

中也「アイツら、何考えてンだ……？」

さすがに警戒したのか、構えを取る

樋口「はぁっ！」

『バン！』と一度銃声を鳴らした


するといつの間にか2人は姿を消していた

中也「チッ、逃げられたか……まァいい。また次捕らえればいいだけだ。」

そう呟いてポートマフィアとは反対の方向へと足を進めた


武装探偵社にて


『ドンドンドン！』と扉を叩く音が聞こえる


芥川「はぁ、はぁ……邪魔するぞ……」

敦「！？芥川！？」

突然入ってきた芥川と樋口を見て全員が固まった



乱歩「……そっちも、何かあった？」


樋口「じ、実は…………」

(説明中……❀)

国木田「幹部である中原中也まで……」

驚きを隠せないあまり目を見開いたままだった

樋口「それにしても……Aさん、大丈夫なんですか……？」

少し前に気を失ってしまったAは、苦しそうな顔をしながら長椅子に横たわっていた

鏡花「…………急に気を失ったの。理由は分からない」

暫くAの看病をしていた鏡花が口を開く

芥川「そうか……じゃあ、太宰さんも……」

ショックのあまり少し俯いてしまった

敦「……幻想郷の人達も協力してくれるって言ってるし、大丈夫のはずだ……だから信じよう、ね？」

励ますように敦はそう云う

芥川「……嗚呼、そうだな。……信じよう」

少し驚いてから口元を緩ませた

樋口(先輩が、微笑んでいる……こんなに素晴らしいことは無いですッ！！！)


……樋口は芥川の微笑みを見て少し悶えていた







…………のは秘密の話

アンケート結果的なの(？)→←記録16/秘封倶楽部、謎の森に迷ってしまったら……

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す