女神と空っぽの信仰【神々の大戦】 (ページ3)

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２（女神デメテル）ページ3

【女神デメテル】

非常に神様らしい女神さまです。人間を自分ら神とは違う存在として割り切っています。

人間は自分たちが生み出した可愛らしい子(ペット)だとは思っても、人間にはそこまで差がないと思っています。
人間が他の生物の顔を見分けられないように、他の生物に恋をしないように人間は可愛がってもそこまで思入れはないようにみえる。

礼儀を忘れなければ人間に対しても、普段は温厚で母性溢れる優しい神であるには変わりがない。
他の神々の逸話でもあるように、神が人間を唆して子を作るなど考えられない。
「ほかの生物と子を為そうとするなんて何を考えているのかしら？」
だからといって混じりっけがあるのが嫌い！とかの純血主義ではない。

またはじめに言ったように神様らしく、気まぐれな面もある。

望まない子だったが、娘のペルセポネーを愛しており、彼女が冥界に連れ去られハデスの妻になった時はとても怒ったのだとか。
ゆえにペルセポネー以外の、ハデスをはじめとする冥界、冥府などの住民にはかなりあたりが強い。
好きじゃないのだ。

楓に対してはやはり都合のいい子にしか考えておらず、商売道具を同然である。
今の楓を気に入っており、また代々家系で代理人を立てさせるほど人間の「不変」を求める。

愛しているから、好きだから唆さないで、ではなく空っぽのままの無色透明な楓を「美しい」と感じるために下手に色を付けたくないということらしい。