バスケ部のマネージャー【あほの坂田】 ページ42
うちの学校のバスケ部は、マネージャーが私一人だ。
何故かというと、バスケ部はモテる人が男女共に多く、近付くのを目当てにマネージャーを希望する人が多かった。
最初は先輩がどんどん辞めさせていって、最後には一年生は私一人だけになった。
それから、二年生になって三年生も引退。そのため、私一人なのだ。
でも、懲りずにまた男子部員目当てのマネージャー希望がやってきた。
ツケマを付けてメイクも濃くて、まぁモテそうな女の子。
最初はその子のやる気を見るために色々と仕事を任せるんだけど、
その子はやっている途中に鏡を見てツケマを直したり、少しだけ汚れることがあったりすると、やだぁ、と駄々を捏ねる。
但し、男子部員目当てなので、スポドリだけはちゃんと渡しに行く。
「お疲れ様ですっ、どうぞぉ〜！」
……あ、あの子は坂田くんが好きなんだ。
一瞬だけドキッとする。
私の好きな人兼彼氏の坂田くんはよくモテる。
私でも、なんで付き合えたかは分からない。
でもこういうのを見るとちょっとだけちくちく胸が痛い。
まぁ、別にあの子を掴まえて坂田くんが好きなんでしょ！？ とかは言わないが。
数日後の帰り道、坂田くんから思いがけない言葉が告げられた。
「俺、新しいマネージャーの子に告白された」
「へ、へぇ、そうなんだ」
やっぱり……。
こんなに嫉妬深いのがバレたら終わりだよね……。
「でも、ちゃんと断ったから大丈夫」
「そうなんだ」
ほっとした自分がいて。
これじゃ人が振られたのが好きみたいじゃん、とまで考え、いや彼女だからいいのか？ と複雑な気持ちになる。
坂田くんはモテる。ゆえに、こういう話はよく聞く。
だからといって、告白話が馴れているわけではないので、毎回複雑な気持ちになる自分が嫌い。
そんな私を見かねたのか、坂田くんは私の頭に手を乗せてきた。
「そんなに心配せんくてもええよ。俺が目移りすることはないし、それに嫉妬してもええんちゃうかな。俺の彼女やろ？」
「そうだよね。毎回言ってもらってるよね、ごめん……」
「ほんま大丈夫やから。やから、……自分を嫌いになるな」
「うん、ありがと。」
よし！ と乱暴に頭を撫でられる。
結構これが好きだったりする。
「あと、部員が頼ってるんはAだけやからな」
「そうなんだ。ありがとう、坂田くん。なんか元気出た。頑張る！」
＿＿改めてよろしくな。マネージャー！
ラッキー歌い手さん
めいちゃん
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廉火@こたぬき志麻リス(プロフ) - 美月さん» 返信遅くなってすいません(; ;)了解です！早急に書かせていただきます！リクエストありがとうございます！ (2018年2月6日 17時) (
レス) id: 84c4a2cd70 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - はじめまして、いつも萌えながら読ませていただいてます…！リクエストなのですが、浦島坂田船全員で取り合い(ほのぼの系)でお願いしたいです…！更新速度は作者様のご都合で大丈夫です！ (2018年2月3日 3時) (レス) id: afc559f6b6 (このIDを非表示/違反報告)
廉火@こたぬき志麻リス(プロフ) - 葉月さん» 了解です！ 頑張ります！ (2017年12月27日 12時) (レス) id: 84c4a2cd70 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - センラさんの激甘書いてもらいたいです！！ 出来ればで大丈夫なのでよろしくお願いしますm(__)m (2017年12月27日 11時) (レス) id: 16205ebce5 (このIDを非表示/違反報告)
廉火@こたぬき志麻リス(プロフ) - さかたぬきさん» リクエストありがとうございます！ 期待は正直しないでください！！ww (2017年12月26日 9時) (レス) id: 84c4a2cd70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：廉火 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Konatu0602/
作成日時：2017年10月1日 22時
