初恋はミルクの味。【志麻】 ページ40
「初めまして、えっと、志麻です。よろしくお願いします」
私の世界が、色付けられた瞬間だった。
「じゃあ、志麻の席はAの横〜」
というありきたりな展開にもなって、
それと同時に、朝、突然出現した隣の空席の意味も分かった。
心臓がドクンドクンと跳ねる。
この時の私はまだ、これが意味することを知らない。
「えっとー、Aちゃんって言うんかな？ よろしく」
「よろしく……」
何故か火照った頬を隠すように下を向く。
志麻くんは気にせず、前を見ているようだ。
HRが終わり、休憩時間になると、やっぱり新しいもの好きのうちのクラスメートは志麻くんに質問攻め。
志麻くんはどう思ってるか知らないけど、こっちが迷惑だ。
けど、その気持ちと混ざりあっている気持ちもある。
胸がチクチクするのだ。
質問するクラスメートは大半が女子。
それを見ると、胸が痛くなってくる。
それを見るのが嫌で顔を机に伏せた。
授業中、志麻くんは前の学校で習っていなかったところがあったらしく、首を捻っていた。
「ここって……なんでこうなるん？」
一人で悩んでいるようだった。
私はとりわけ頭が良いわけでもないが悪いわけでもない。
至って平凡なのだけれど、とりあえず顔を机に伏せていた。
とにかく、現実を見たくなかった。
志麻くんを見ると、朝のことを思い出して、胸が痛くなってくるのだ。
顔を伏せたままノートを取っていると、肩をツンツンとつつかれる。
振り向いてみると、志麻くんだった。
「ここが分からんのやけど、教えてくれん？」
気持ちを悟られたくなくて、放課後ね、と無愛想に返事を返した。
「……うん、放課後な。ごめんな、今やったら無理があったな。よし、集中集中」
その声を聴いてでさえ胸が高鳴るんだから、
どうしたものか。
神様、
これは何という病名ですか？
＿＿初恋はミルクの味。
ラッキー歌い手さん
めいちゃん
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廉火@こたぬき志麻リス(プロフ) - 美月さん» 返信遅くなってすいません(; ;)了解です！早急に書かせていただきます！リクエストありがとうございます！ (2018年2月6日 17時) (
レス) id: 84c4a2cd70 (このIDを非表示/違反報告)
美月(プロフ) - はじめまして、いつも萌えながら読ませていただいてます…！リクエストなのですが、浦島坂田船全員で取り合い(ほのぼの系)でお願いしたいです…！更新速度は作者様のご都合で大丈夫です！ (2018年2月3日 3時) (レス) id: afc559f6b6 (このIDを非表示/違反報告)
廉火@こたぬき志麻リス(プロフ) - 葉月さん» 了解です！ 頑張ります！ (2017年12月27日 12時) (レス) id: 84c4a2cd70 (このIDを非表示/違反報告)
葉月(プロフ) - センラさんの激甘書いてもらいたいです！！ 出来ればで大丈夫なのでよろしくお願いしますm(__)m (2017年12月27日 11時) (レス) id: 16205ebce5 (このIDを非表示/違反報告)
廉火@こたぬき志麻リス(プロフ) - さかたぬきさん» リクエストありがとうございます！ 期待は正直しないでください！！ww (2017年12月26日 9時) (レス) id: 84c4a2cd70 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：廉火 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Konatu0602/
作成日時：2017年10月1日 22時
