一期一会【刀剣乱舞】 (ページ7)

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和泉守兼定ページ7

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　翌朝、日が照っていることに気がつき、目が覚めた。周りを見ると、国広はまだすやすやと眠っている。しかし、左隣で寝ていたはずの陸奥守がいない。
　どこに行ったかはなんとなく検討は付いていたので、仕方なく外に出てみることにした。
　もう6月とはいえ、朝方は少しばかり冷え込む。朝靄が少しかかる外に出、上を見上げると、陸奥守が屋根で街を見渡していた。

「何してんだ」
「……おまんか」

　俺を見下ろし、しかし、いつもの怪訝そうな顔はしなかった陸奥守。朝だからだろうか。朝靄がかかっているせいだろうか。少し寂しそうな顔をした気がする。
　陸奥守は右手を額に、左手を腰にやると、敵を探しちゅう、と言った。言い訳も苦しい。

「寂しいんだろ」
「……なんでじゃ」
「さあ？」

　陸奥守は屋根から飛んで降りてくると、無言で俺を見つめ、はぁ、とため息を1つ吐いた。

「おまんには関係ないがじゃ」

　そう言い放つと宿に戻っていった。そのとき、陸奥守の背中が丸まっているように見えた。その背中に向かって、俺は怒りを含めた声で言葉を放った。

「あぁ、そうかよ」

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思っていることを文章にするのって難しいですね(今更)

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