1話 ページ3
貴方side
警察学校の入学式当日。
式を終えた私は指定された席についていた
このクラス唯一の女子ということもあり視線が痛い
まぁ、気にしないけど。
みんなは元気かな…なんて考えていると
萩原「お、隣よろしくね〜」
チャラそうな人が話しかけてきた
『どーも』
萩原「あ、見てみてじんぺーちゃん！首席の子だよ！」
松田「あ？」
天パの目付き悪い人。
でも1年間超生物相手にしてきたのでそんなビビることはない
萩原「あ、俺は萩原研二。こっちは松田じんぺーちゃん」
松田「その呼び方やめろ！」
『…羽衣天音。よろしく』
萩原「綺麗な名前〜！よろしくね。天音ちゃん」
松田「ま、よろしく天音。」
どうやら研二は私の隣、陣平は私の前らしい
雑談をしながら時間を潰す
萩原「ここで会えたのも何かの縁だし、これからも仲良くしようね！」
『そうだね』
しばらくすると教官が入ってきた
教官「これから同じとこで過ごすんだ。自己紹介しろ、首席から！」
うわ…めんどくさ
『「…はい…え？」』
立ち上がると誰かと声が被った
金髪に褐色の肌。
そういえば首席2人いたっけ？
教官「…あぁ。二人いたな、じゃあ男子から」
降谷「降谷零です。どうぞよろしく」
教官「次！」
『…羽衣天音。よろしく』
教室が少しザワつく
教官「静かに！次！」
着々と自己紹介が進み、今日は解散となった。
教官「朝、昼、夜の食事は食堂で取るように。解散！」
時計を見ると12:30
食堂行くか…。
萩原「天音ちゃん！一緒に食べない？」
『いいけど陣平はいいの？』
松田「どっちでもいーよ」
萩原「じゃあけってーい♪」
何故かルンルンの研二
正直キモイ
松田「ﾌﾟｯ…お前、見かけに寄らず言うな…。」
『思ったこと言ってるだけ』
松田「いいんじゃね？俺は嫌いじゃねーし」
萩原「うんうん。天音ちゃんって意外とさっぱりしてるよね！」
よく分かんないけど…コードネームもさっぱり天使だったっけ…。
食堂に着くと人で溢れていた
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作者名：あけぼの。 | 作成日時：2021年3月1日 23時
