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07:慰め会in都会 ページ7

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それから少し経ち、私達は久しぶりに休日出かけることにした。プリンを食べすぎたせいで他のスイーツに目が眩んだのだ。




なので主に食べ歩きの予定、だと思ってきていたつもりだったのだけれど。






「Aの慰め会やってやるから、好きなの買えよ」

「悟がお金出すってさ、やったねA」







どうやら完全に気を遣わせてしまったらしい。こういうときに硝子を頼ればなんとかなるという思考まで見透かされて、








「今日は存分に甘えな。じゃなきゃ井戸に捨てていく」

『硝子予想を遥かに超えためちゃ怖いこと言うじゃん....分かったよ、ありがとうね』










最悪捨て子になりかけたので大人しく言いなりになる。というかこの近く井戸はあるのか。




とは言ってもそもそもこんな都会の方に出てくることなんて少ないわけでどこに行ったらいいのか分からない。








ガラス張りのビルはそびえ立ち、辺りからはヒールの地面を蹴る音が響く。歩く度にキツい香水の匂いが鼻を突く。




私とは程遠い場所だと言われている気がした。







ずっと当て馬として生きてきた私みたいなモブ野郎には___







「おいボーッとすんな、決めないならクレープ食いにいくぞ」

『....あぁごめん、それでいいよ!』

「A可哀想、五条から井戸行きにする?」

「硝子の俺に対する当たり酷くね?更年期?」

「殺す」








いつまでも喧嘩している内に、完全に場違いなクレープ屋は目の前にあった。






デカブツが2人いるだけでも情報量が多いのに、そいつらがクレープ屋にたむろってしまえば余計に圧迫感が増す。



つまり一言で言えば、かなり目立つ。








『早く買って移動しよ、知らん人の視線がすっごい刺さってくるの』

「すまない、まだ私決めきれてなくて....」






その傑の言葉に他2人も同じ声をあげる。







『全員揃って優柔不断なの可愛いかよ....じゃあ私先にちょっと離れたところで待ってるね』







そう言って、今にも溢れそうなクレープを頬張りアスファルトを踏んでいく。






....今思えば、モブ意識が強すぎて都会で起こる全てのことは他人事だと思い込むのはやめておくべきだった。

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設定タグ:呪術廻戦 , 夏油傑 , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
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むぎ(プロフ) - まるさん» ご指摘ありがとうございます💦先日の投稿の際に誤って立ててしまったようです、ご迷惑をお掛けしてしまい申し訳ありません💦 (2023年3月28日 8時) (レス) id: 20f0e797ef (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ‘フラ立ってますよ!二次創作の作者には、オリ‘フラを立てることは出来ないので気をつけて下さい💦 (2023年3月28日 8時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - 設定から面白いし続きがめっちゃ気になります! 更新ありがとうございますm(_ _)m (2023年3月27日 0時) (レス) id: d9289f95ee (このIDを非表示/違反報告)
焼き鮭(プロフ) - 凄く面白いです!更新頑張ってください! (2023年3月25日 17時) (レス) @page2 id: 64769613b0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:むぎ | 作成日時:2023年3月25日 16時

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