08:本業と違う ページ8
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「A、最強モデルと謳われる俺と仕事してみない？」
「そんなカッコつけても騙されないと思うよ。正直に言ったらどうだい」
夕食の時間、珍しく家で食事を取っていると橋を置いた2人がよく分からない話を持ちかけてきた。
これ以上仕事を増やせと言うのか。
『....負担にならなければ検討は、』
「俺と表紙飾って」
『ムリ』
流石に即答した。耳を傾けるだけ無駄だったと再度白米を口に運ぶ。
目の前では「なぁんでよ」と悟が駄々をこねている。逆になんでいけると思ったのか。
「ほらね。いくらAでも無理だ。リスクが大きすぎる。それにマネの許可だって下りてないだろう？」
「顔映んないからギリいけるって思ったもん。マネに聞いたらぜってぇダメって言うし」
マネはAのこと可愛がってるから、とマネージャーに不満を垂らすが私も許可してない。
聞かないフリをし続けていると、電話を終えたマネージャーが都合悪く部屋に戻ってくる。
一か八かというように五条は交渉を持ちかけた。
「なぁマネ。Aをモデルに起用していい？」
「なんで急にそんなリスク犯そうとしてるのかな」
驚きもせずに彼は淡々と答えていく。
交渉のやり取りを聞いていると、どうして私を使おうとしたのか糸口が見え始めた。
「だってA以外の女に抱きつくのやだもん」
何処ぞの思春期男子みたいな理由だった。しょうもない。
なんかよくある女性向けの雑誌で、今回は上半身露出させて撮るらしい。
雇用されてから色んな雑誌を読み漁ったのでそれを聞くだけでどんな表紙かは想像がつく。だから嫌だ。
「顔映んないから大丈夫じゃん」
「現場でも存在自体まだ広くは知らされてないんだよ？」
「これをきっかけにすりゃいい話でしょ」
食事を進める中そんな会話が微かに耳に届く。
やな予感ばかりが募る中で、同じように食事を取っていた傑が私に哀れみの目を向けた。
「ちなみにあれ、話通ったら私とも撮ることになると思うよ」
『....傑様、私の本業って』
「可愛い私達のメイドかな」
にこやかに言う割には彼も私を逃がす気がないように思えて、そそくさに食事を終わらせる。
話を聞かないように食器を洗おうとしたとき、嬉しそうな悟の声が響いた。
「A、マネから許可下りた！！」
初めて仕事やめたいと思った。
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みかん - 好きです⇐（唐突なる告白） (2023年1月8日 17時) (
レス) @page10 id: 090773d13c (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - ｱｯｯｯｯｯｯｯｯﾁｰﾝｸﾞﾊｯ（死因キュン死）おう、、えん､､､､､､してますよ。 (2022年11月6日 9時) (レス) @page10 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
りう(プロフ) - このお話好きすぎます...応援しております(;_;)♡♡ (2022年10月29日 1時) (レス) id: 3d29444623 (このIDを非表示/違反報告)
えぞりす - めちゃめちゃ面白くて大好きです！更新楽しみにしています。これからも頑張ってください！ (2022年10月28日 21時) (レス) id: 2c7fdb3e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎ
| 作成日時：2022年10月25日 19時
