01:無愛想メイドちゃん ページ1
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何がどうしてこうなったのか。
私の目の前には、今やモデル誌の表紙をほぼ埋め尽くしていると言われているらしい、通称最強モデルの2人。
五条悟と夏油傑が、物珍しそうな瞳でこちらを見つめていた。
実物どころか今日の今日まで存在まで知らなかった訳だが、1日3食さらに寝床、給料までつくという好条件に負けて、本業が学生だった私は、バイトのメイドからガチガチのメイドに転職した。
元々不登校だったとは言え、急に退学してよかったのか。疑問は残ったが私が良ければなんでもいいかと考えることをやめた。
メイドなんて、バイトで3ヶ月してただけなのだけれど。それも趣味でなく金目当てで。
前のメイドカフェでのバイトを決めた理由はただ1つ。
給料がいいのだ。今回の条件には劣るが。
だけども私は家族さえも認めるほどの無愛想。
落ちること覚悟で面接に行ったにも関わらず、
「1人くらい無愛想なメイドがいた方がキャラが豊富になっていい」
なんて言う訳の分からない理由で採用された。
多分店長はMだ。
そんなこんなでメイドカフェの店員を務めた私だが、コミュ力が回復したとは言えいきなり専属メイドにされても困る。
せめて同僚がいれば良かったのにな、と思ったが多分私以外は誰もいない。
雇う条件がこの2人を知らないこと、というのは一般的に見ると難しいらしい。
軽くため息をついたが、私にとってもいい条件を与えられていたので何も言えなかった。
....さっきからコソコソと、目の前の2人は私を横目に何かを話し込んでいる。
テレビにも出ているそうだが声すら聞いたことがない。
ある意味今までの客と同じだな、と何かに腑に落ちていると。
白髪の方の男が初めて私の方を向いて口を開いた。
「....え、俺らのメイド未成年?」
....そこ大事なんだ。
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みかん - 好きです⇐(唐突なる告白) (2023年1月8日 17時) (レス) @page10 id: 090773d13c (このIDを非表示/違反報告)
マリオット - アッッッッッッッッチーングハッ(死因キュン死)おう、、えん、、、、、、してますよ。 (2022年11月6日 9時) (レス) @page10 id: 4a1e7dbbbb (このIDを非表示/違反報告)
りう(プロフ) - このお話好きすぎます...応援しております(;_;)♡♡ (2022年10月29日 1時) (レス) id: 3d29444623 (このIDを非表示/違反報告)
えぞりす - めちゃめちゃ面白くて大好きです!更新楽しみにしています。これからも頑張ってください! (2022年10月28日 21時) (レス) id: 2c7fdb3e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:むぎ | 作成日時:2022年10月25日 19時