□.05話 ページ5
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電気の切れかけた蛍光灯がチカチカと照らす廊下を気づかれないように進んでいく。
大きくなるAの後ろ姿と少し頬を赤らめてる男の姿。
"恋のキューピット"サマに相談でもしに来たんだろ？
Aはやさしーもんな。すぐ首を縦に振るんだろ？
そんなん許さねーよ。
少しづつ距離を縮めて、『いいよ』なんて口にした彼女の口元を手で塞ぐ。
「コイツ今俺の相談に乗ってんの♡潔く諦めてくんね？」
軽く男を睨んでやれば、分かりやすく動揺し始めた。
手を出すつもりはねぇのかもだけど、万が一の為に周りをうろつく男は排除しとかねーと。
口元を塞がれてるAと言えば、
『んんっ！！』
なんて、何かを言いながら手をどかそうと、適うはずもねぇのに反抗してくる。
言いたいことがある見てぇだけど、どうせその男を庇うようなことしか言わねぇじゃん。
「オマエは黙ってろな。この男が消えるまで手ぇ離してやんねぇから♡」
つまりは今すぐ消えろ、と命令してるようなモン。
俺が東卍の総長だったと知ってか知らずか、さっきまでAに見せていた顔とは全く変わり
青ざめた顔で固まっていた。
目の前で女が急に現れた男に口塞がれてんのに。
「Aを離せよ」くらい言えねぇの？男としてどーなのそれ。
呆れながらも男が動くのを待っていると
俺の力が抜けたのを狙ったのか緩んだ手を振り払い、ぷはっと息を吐く彼女。
『ご、ごめん...！いずれ聞くから、今は...』
そう言うと、オドオドとした男は頷いて何処かへ去っていく。
なるべくなら、もう二度と顔見せねぇでくれねぇかな。
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むーこ - 二人のふとしたところのすれ違いが物語をより甘くしていて、どちら目線でもきゅんきゅんしました！素敵な作品をありがとうございます！！ (8月15日 15時) (
レス) @page15 id: af2a3b499e (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - シェリーさん» こちらこそありがとうございました....！！お楽しみいただけたようで良かったです！！ (2021年12月11日 9時) (レス) id: 817b6fa623 (このIDを非表示/違反報告)
シェリー(プロフ) - あああ…ありがとうございました！最後までとっても楽しかったです！！！ (2021年12月11日 5時) (レス) id: d81e626837 (このIDを非表示/違反報告)
むぎ(プロフ) - ちびさん» 継続して読んでいただきありがとうございます！！マイキー君目線がキュンキュンを高められているようで本当に良かったです…！こちらこそ愛読して下さりありがとうございます！頑張ります！！ (2021年11月26日 21時) (レス) id: 817b6fa623 (このIDを非表示/違反報告)
ちび(プロフ) - はじめまして。本編から継続して読んでいますが…本編だけでも悶えまくりなのに、マイキーくん目線の番外編まで…このような素晴らしく萌えキュン要素いっぱいの素敵な作品を作ってくださりらありがとうございます！作者様のペースで更新頑張ってください！ (2021年11月26日 1時) (レス) id: 190d57c004 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むぎ
| 作成日時：2021年11月5日 17時
