ビビリ−４％の審神者 ページ6
次は骨喰さんと鯰尾さん、かぁ……。
あの二人は普段の私生活もそうだが、レベルも全く一緒という、驚異の仲良さだ。
まぁ、仲がいいことに越したことはないよね。
……でも、出陣してくれるかな……？ 一期さんあたりが猛反対してきそうで怖い。
その場合は光の速さで謝って六十後半のレベルの方に頼みに行こう。
うんそうしよう、と気合をいれがてら小さく頷いて、襖に手をかけた。
A 「あのー、すみません……」
一期 「主殿。どうかなさいましたか？」
まさかの一期さんが一番襖に近い場所に座ってると思わなかった。
こ、これ出陣怒られちゃうっていう想像が本当になるフラグなんじゃ……。
でも今更「なんでもないです」なんて言ったら、それこそ怒られちゃうよね！？
A 「な、鯰尾さんと骨喰さん、いらっしゃいますか？」
鯰尾 「はいはいはいー！ どうかしました、主さん！」
骨喰 「なにか用か？」
元気よく鯰尾さんがやってきて、骨喰さんもそのあとをついてきた。
一期さんは自分が座っていては邪魔だと思ったのか、静かに部屋の奥に入っていった。なんて紳士的。
どうでもいいことに感心していると、鯰尾さんが「主さん？」と首をかしげたので慌てて彼等の方を向く。
A 「す、すみませんっ、あ、あの、しゅ、出陣、しませんか！？」
骨喰 「出陣？」
A 「は、はい！ 嫌でしたら断って下さって結構なので、えっと、その……」
慌てすぎて自分でもなにを言ってるのかわからなくなってきた。
視線が痛い。とにかく三人から向けられる視線が痛すぎる。
無言が続いたので余計に不安になったが、私はうつむいて答えを待つことしかできなかった。
しかし、沈黙を打ち破ったのはなんとも明るい声だった。
鯰尾 「やった！！ 出陣ですか！？ いいんですか、俺たち出陣しても！！」
A 「えっ、あ、はい！！ ……え？」
骨喰 「どうした？」
A 「あの、出陣、してくださるんですか？」
鯰尾 「あったりまえですよ！ 出陣できるのはいつかと待ちわびてましたよー！」
骨喰 「すまない、少し驚いた」
A 「お、驚いただけ、ですか？ よ、よかった……」
思わず本音をもらしてしまったが、彼等は気にしていないようだ。
「じゃあ、行きますね！」。そう言って鯰尾さんが骨喰さんの腕を引いて、バタバタと廊下を走っていた。
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☆ - これで完結なんて、、面白かったからもうちょっと読みたかった、、非常に残念です。 (2021年1月17日 2時) (
レス) id: 0324f0d530 (このIDを非表示/違反報告)
kaname(プロフ) - ふと目に止まって作品を読ませていただきました！面白くて一気に読んでしまいました…まさかの4年前の作品…！審判者ちゃんが可愛くて微笑ましかったです！素敵な作品ありがとうございました！ (2020年11月7日 13時) (レス) id: 2af994e445 (このIDを非表示/違反報告)
せんり - ビビり審神者ちゃんすごく可愛かったです！ (2017年11月30日 21時) (レス) id: 85f5f22765 (このIDを非表示/違反報告)
明素華 - めちゃくちゃ面白かったぁ〜(\>v< *)ビビりも、可愛い!!刀剣男子の、出し方が上手だったぁ!! (2017年10月8日 19時) (レス) id: 66b6a0e086 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - ゆりかさん» 閲覧いだだきありがとうございます！そう言っていただけて嬉しさでいっぱいです♪推しでしたら蛍丸とまんばちゃんですね！でも加州も好きです！可愛いですよね〜！ (2017年8月26日 21時) (レス) id: 46a2904721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんじぇ
| 作成日時：2016年3月18日 19時
