乗っ取りなんて：５ ページ5
A 「……んー？」
おかしい。
ボクは大広間の前に立って、首をかしげた。
自己紹介を終えて、部屋に行こうとしてどれほど経っただろうか。
たしかにボクは審神者部屋に向かっていたはずなのに、どうしてかいつも最後には大広間に来てしまう。
これでー……５回目？ なんで部屋に着かないんだろう。
A 「おっかしいなぁ……」
？？ 「おい」
首を傾げたまま大広間に背を向けて歩き出そうとすると、背後から声をかけられた。
振り返ると、そこには薬研藤四郎様と後藤藤四郎様がいた。
A 「どうかなさいました？」
薬研 「なぁ、さっきからなに大広間を行き来してるんだ？」
後藤 「なんか怪しいことしてんじゃねぇだろうな！」
A 「怪しいことなんてなにもしてませんよー。ただ部屋に行きたいだけであって」
後藤 「ん？ 行けばいいんじゃん」
A 「それが行こうとしたら何故か大広間に戻ってきちゃうんですよー。この本丸ってなんか仕組んでます？」
薬研 「そんなわけないだろ？ ……もしかして、何処かわからないのか？」
A 「わかりますよ」
後藤 「本当か〜？」
A 「わかりますってばー。じゃあ、ボクはもう行きますよ？」
薬研 「あぁ、ここで待ってるわ」
ここで待ってるってことは、もう一度ボクが大広間に戻ってくるのを待っているということか？
失礼な！！
ボクはもう一度審神者部屋に向かってみた。
そして、ボクが目にしたのは、６度目の大広間とニヤニヤする薬研藤四郎様、後藤藤四郎様だった。
方向音痴だ、そう言って高らかに笑われたのは言うまでもない。
その後しっかりと案内してもらった。間違いなくボクには方向音痴というレッテルがはられただろう。
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らんじぇ(プロフ) - マリンさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！ホントですかっ！？そのように言っていただけて嬉しい限りです♪続編希望も感謝です〜！ (2016年11月6日 21時) (
レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - 希依さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！労いのお言葉も心に沁みます……(*^_^*)続編希望もうれしいです！ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - ☆☆さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！続編希望感謝です〜♪♪ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - 黒猫さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！続編キボンヌ、嬉しいです〜！！ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - あまぽーさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！なんとかここまで書ききれました……(^^ゞ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんじぇ
| 作成日時：2016年1月5日 21時
