乗っ取りなんて：３３ ページ33
お風呂に行こうと歩き続けて約五分。いまだにお風呂につかない。
あれー？ お風呂って大広をでてまっすぐ直進して左に曲がったところにあるんだよね？
一人で廊下の真ん中に突っ立っていると、目の前から誰かが歩いてきた。
あれは……一期一振と鶴丸国永？
一期 「み、見習い殿？」
鶴丸 「はははははっ！！ なっ、なんなんだ、その姿は！！」
A 「どうも見習いですー。というか笑いすぎじゃありません？」
一期 「なにゆえそんな姿に……。真っ白じゃないですか」
A 「ふふふ〜、さぁ、なんでだと思います？」
鶴丸 「はははっ、ひぃ、お腹いたぃ……っ！」
A 「いやいや、笑ってますけど鶴丸国永様も今のボクと同類ですからね？」
一期 「なるほど、真っ白だと」
A 「そうです白仲間です。あっ、ここに五虎退様を呼びましょうか！」
その三人で誰かを驚かせにいったら驚かれるんじゃないかな？ いろんな意味でねぇ。
そんなことを思って五虎退を呼びに行こうとすると、一期一振に襟首をつかまれた。
一期 「どこに行くんですか貴方は」
A 「五虎退様を呼びにですよ？ ホワイトリオ結成です〜」
鶴丸 「ほ、ほわいとりお！！ はははっ！」
一期 「笑っている場合ですか全く……。早くお風呂に入って下さい」
A 「えー？ せっかくホワイトリオが結成できると思ったのに〜」
ボクはケラケラ笑いながら一期一振に引っ張られながら、お風呂に向かう。
鶴丸国永はそんなボクの様子を声をあげて笑いながら見てついてくる。
A 「鶴丸国永様もイカスミでもかかって真っ黒になればいいんじゃないですかねぇ」
鶴丸 「おいおい、それじゃあ鶴になれないじゃないか」
A 「カラスになれますよ〜。烏丸国永と改名したらどうですか？」
鶴丸 「はははっ！ 遠慮しておくぜ！」
A 「ですよねぇ」
真っ黒な鶴丸国永なんてホラーだ。
一期一振は苦笑いでボクを見下ろしながら廊下を突き進んでいく。
……あっ、お風呂場って右に曲がるんだぁ。
今まで間違っていたことに気が付いてボクも苦笑いを浮かべた。
一期 「ほら、お風呂入って下さい」
A 「は〜い。ありがとうございますー」
一期 「お着換えをお持ちしておきますね」
A 「部屋のタンスからとっといてください〜」
ボクは一期一振の厚意に甘えるとして、お風呂に入った。
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らんじぇ(プロフ) - マリンさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！ホントですかっ！？そのように言っていただけて嬉しい限りです♪続編希望も感謝です〜！ (2016年11月6日 21時) (
レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - 希依さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！労いのお言葉も心に沁みます……(*^_^*)続編希望もうれしいです！ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - ☆☆さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！続編希望感謝です〜♪♪ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - 黒猫さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！続編キボンヌ、嬉しいです〜！！ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - あまぽーさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！なんとかここまで書ききれました……(^^ゞ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんじぇ
| 作成日時：2016年1月5日 21時
