乗っ取りなんて：１９ ページ19
鶴丸 「A、よくやった！！」
A 「ふっふっふっ。へし切り長谷部様、見事に引っかかってくださいましたねっ！」
長谷部 「っ……。お前ら、そこから動くなよ」
鶴丸 「ははは……。うっし、いっちょやるか！」
A 「超絶本気の鬼ごっこ開始です〜！」
へし切り長谷部が穴から出ようと地上に手をかけた瞬間、ボクと鶴丸国永はダッシュでその場から走り出した。
さぁて、へし切り長谷部のあの機動から逃げられるかなっ！！
ボクは隣で走る鶴丸国永に声をかけた。
A 「鶴丸国永様ぁー」
鶴丸 「おっ、どうした？」
A 「二手に分かれませんかー？ 多分鶴丸国永様の方に行ってくれると思うんですよねー」
鶴丸 「おいおい、俺は囮かい？」
鶴丸国永はそう言って笑うと、横に向かって走っていた。
おぉ、優しいねぇ。これでボクは走らなくて済むっと。
そう思って走りながら振り返ると、へし切り長谷部は間違いなく、まっすぐボクに向かって走ってきていた。
A 「んん！？ あのー、鶴丸国永様向こうに行きましたよー？」
長谷部 「アイツの逃げそうなところなんて検討がついている。まずは、見習いからだっ！！」
A 「うわーっ、そういう考えでしたかぁ」
さすがのボクでもへし切り長谷部の機動には敵わない気がする。
ボクはニコッと笑った。
A 「じゃあー、頑張って逃げますねぇ」
ボクは先に見える縁側に目をやる。
おぉ……。三日月宗近と鶯丸がお茶を飲んでのんびりしてる。
ボクは縁側に向かって全力ダッシュする。
A 「横失礼しますよー！！」
鶯丸 「うお……っ。なんだ、せわしないな、見習い」
三日月 「長谷部と追いかけっこなんて、よくやるものだ。はっはっはっ」
靴を脱ぎ捨て、縁側から本丸に入った。
座っていた鶯丸と三日月宗近には少し驚かれたけど、へし切り長谷部が現れた瞬間、理解したように笑った。
長谷部 「靴ぐらいそろえろ！」
A 「そろえてくださーい」
ボクはひらひらとへし切り長谷部に手を振り、本丸の中へとダッシュした。
言わずもがな、へし切り長谷部は靴をそろえた後に追いかけてきた。
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らんじぇ(プロフ) - マリンさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！ホントですかっ！？そのように言っていただけて嬉しい限りです♪続編希望も感謝です〜！ (2016年11月6日 21時) (
レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - 希依さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！労いのお言葉も心に沁みます……(*^_^*)続編希望もうれしいです！ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - ☆☆さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！続編希望感謝です〜♪♪ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - 黒猫さん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！続編キボンヌ、嬉しいです〜！！ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
らんじぇ(プロフ) - あまぽーさん» 最後まで読んでくださり、ありがとうございました！なんとかここまで書ききれました……(^^ゞ (2016年11月6日 21時) (レス) id: b92fd18dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らんじぇ
| 作成日時：2016年1月5日 21時
