小湊兄弟 亮介と春市と私[ダイヤのA]

〜２９話〜 ページ32

降谷side

最近、同じクラスの幸田さん？が、部活を見に来てるんだ。

すごく可愛い、と思う。

Aちゃんといい勝負だけど、Aちゃんは倉持先輩がいるから。

それに、幸田さんの方がなんか僕との相性がいい気がするんだ。

勘だけど。

でも、告白とかする勇気ないんだ。僕には。

それでも、僕は諦めないから。絶対に。

いつかは告白して、僕のものにする。

まずは、ソフトボール部に入ってるらしいから、野球の話からしてみようかな。

あ、でも、どうやって話しかけよう。

そうだ！Aちゃんに、一緒にお昼ご飯を食べれるように言ってもらおう。

ホクホク))降｢僕って頭いい。｣

貴｢誰が頭いいって？栄純と並んで頭の良さワースト１位なのに？｣

降｢Aちゃん！？いつからいたの？｣

貴｢いや、珍しく休み時間に寝ないで考え事をしてたみたいだったから、
　ちょっと耳を傾けてただけなんだけど、時々、あかりの名前がでてきたり、
　私の名前がでてきたりしてたから、声かけようかなって思ってね。｣

降｢じゃあ、お願いがあるんだ。｣

貴｢なに？｣

降｢僕、幸田さんの事が好きみたいなんだ。
　だから、まずはおしゃべりがしたいんだけど、僕と一緒にお昼ご飯を
　食べてもらえるように、幸田さんに話してくれないかな。｣

貴｢もちろん！良いよ！
　これで、もしあかりと暁くんが付き合うことになれば、
　私が恋のキューピッドだね！｣

降｢よろしく。｣



貴｢あかり〜！ちょっと、話良いかな。｣

友｢うん！どうしたの？｣

貴｢クラスにさ、降谷君っているでしょ？｣

友｢ボッ))ふふふ、降谷君が、どど、どうしたの？｣

貴｢一緒にお昼ご飯を食べたいってさ。｣

友｢あああ、ありがとう。｣



何か、すごく動揺してる。

もしかしたら、僕と一緒にお昼ご飯を食べることが嬉しいのかな。

それだったら、すっごく嬉しい♪

ジーーーーーーーーーーーン




春｢降谷君、何か良いことあったのかな。｣

沢｢そうだな。めっちゃ、ジーーーーーーーーーーーンって感じになってる。｣

春｢栄純君、何があったのか聞いてきてよ。｣

沢｢おう。いいぜ！｣




沢｢おい、降谷何か良いことあったのか。｣

降｢ツーン。｣

沢｢おい！無視かよ！｣

降｢ツーン。｣

春｢栄純君、もういいよ。今度にしよ！ね？｣

沢｢何でだよ！春っち！気になるじゃねーか。｣

春｢今度で良いから。ね？｣

沢｢分かったよ。今は諦めるか。
　じゃあ、またな降谷。｣

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