侍ショートの箱入り娘。にっ！ (ページ12)

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安達了一の恋愛相談室第3段(！？) ページ12

卓也sin

最近ほんと稲葉ちゃんに困らせられるけん。

笑ったときの顔とか、髪を結んでるときの横顔とかにドキッとさせられる。

って、何かんがえとん！変態やけんっ....！

安達[中島くーん。]

中島[は、い？]

うっわ....まぬけな声だしとーよ。

ニヤニヤしながら安達さんは近づいてくるし....逃げた[ｺｿｯ Aちゃんの事でなんかあった？]

中島[！？な、なにいっ！]

安達[夜、空いたらでいい。俺の部屋こい。相談に乗ってやる。]

あ、安達さんの洞察力には脱帽やけん....

でも自分でもこのキモチを知りたいって思ってたとこだから。まぁ、いいとね....笑笑

中島[し、失礼しま....す。]

安達[ん、来たね。どうぞ。]

社長椅子をくるりと俺のほうに向けさせる安達さん

ふ、雰囲気あるけんな....緊張してきた。

安達[単刀直入に言うと....Aちゃんのことが好きだよね？]

中島[........っへぇ？]

俺が、好き？

稲葉ちゃんの事が......好き？

安達[まだ実感してないみたいだね。]

中島[ま、まぁ......好きかどうか分かんないですけど....。]

稲葉ちゃんの顔が思い浮かぶ。その笑顔が心に染み付く。

好き、なのかな。

俺....好きなのかな。稲葉ちゃんのこと。

安達[好きかどうかは....中島くんが決めた方がいいよ。ただ....]

中島[ただ？]

安達[ライバルは、たくさんいるよ。]

安達さんが遠くを見つめる

安達[彼氏になりたいなら....先手を打っておくことが大事だぜ？]

先手を打っておくこと....それってつまり....

中島[告白....やけんな。]

安達[さすが。物わかりがいいね。]

ともかく、安達さんに頭をさげ....部屋を出た。

好きやけん。好いとーよ。稲葉ちゃん。