一難さって ページ8
そして今私の前には見知らぬ人が立っている。
?「ねぇ」
?「お嬢さんどうしたの?」
声からして男の人。だけど暗くて顔がよく見えない。とりあえず上手く撒かなきゃ。
「いえ、特に何も…私の事は気にしないで下さい。」
気丈に振る舞ってなんとかかわそうとするけど、男の人はクスリと笑って返してくる。
?「あのね、こんな夜にこんな場所に傘も持たずに1人で歩いている女の子が何もないと思いますか?」
「貴方には関係ないでしょ?」
?「そうですか?此処でお会いした時点で全く関係ないとは思えませんけどね。」
もうなんなのこの人。のらりくらりと交わしてくる。
「…そういう貴方は誰なの?顔も名前も分からない人に何も話す事はありません。」
?「まぁ普通そうですよね。わかりました。」
そう言って人差し指を唇に当てたら急に雨がピタリと止み、雲が割れて月が現れた。
そして目の前に照らし出された人を見て、私は息を飲んだ。
颯「ご機嫌よう私はアリアです。」
そう言って笑ったアリアって人。
男の人だけど、まるで子犬のように可愛くて綺麗な顔。雨で濡れた前髪の間から見える目はまるで引き込まれるような綺麗な瞳。
胸元には綺麗なネックレスが光り輝いている。笑顔を浮かべているけど、その笑顔の裏からは何処か狂気的なものを感じる。
颯「これで顔も名前も明かしました。これでいいですよね?No.86のAさん?」
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ココア(プロフ) - コメントありがとうございます!!更新頑張ります!そっちの展開も見て頂けると嬉しいです!(。-∀-) ニヒ (2020年7月29日 14時) (レス) id: 2d0a5676da (このIDを非表示/違反報告)
?片北颯嘉?(プロフ) - この物語過去一で好きです!なんかアリアと主人公がいい感じでニヤニヤ…www更新頑張って下さい!!!楽しみにしています! (2020年7月29日 13時) (レス) id: d84743a55b (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - 天井桟敷さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!とても嬉しいです!!(*^^*) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 2d0a5676da (このIDを非表示/違反報告)
天井桟敷(プロフ) - SF系の物語好きです、これからも頑張ってください☆ (2020年7月19日 16時) (レス) id: ce28b5a547 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ココア | 作成日時:2020年7月14日 19時