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一つの兆し ページ6




次に意識が戻ったのは暗くて冷たい部屋だった。


「…どこ?」


研1「あ、おきましたね。No.86。」


「っ!やだ!」


研1「チッ、まだ反抗するか。押さえろ。」


「ヤダっ!、、離して!離して!!」


流石に男の力には勝てなかった。


研3「お前は研究対象だ!研究以外にお前の価値はない。ただのNo.86だ。誰も助けに来ないし、大人しくしてろ!」


研1「よし、これを打つか。」


チクッ


「いっ!!」


研1「この薬を打てば夜までは暫く動けませんよ。せいぜい絶望してて下さい。では、また夜に。」


身体がピクリとも動かない。一体何をされてしまうんだろう…。


それからは地獄だった。何度も得体も知れない薬を打たれて能力を出せとせがまれての繰り返しだった。


でもどんなにズタズタになっても諦めなかった。


どのぐらい時間が経ったか分からない。もう少しでまたあの研究員が来るのかと思うと身体が震えてくる。


研1「いい加減能力を出せよ!」


「っ…やだ!!」


研1「ちっ、ここまで能力出さねぇ奴はもういらねぇな。」


研究員は後ろに手をやるともう1人がその手に何かを置いた。


それはナイフだった。

▽→←▽



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作品ジャンル:ファンタジー
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ココア(プロフ) - コメントありがとうございます!!更新頑張ります!そっちの展開も見て頂けると嬉しいです!(。-∀-) ニヒ (2020年7月29日 14時) (レス) id: 2d0a5676da (このIDを非表示/違反報告)
?片北颯嘉?(プロフ) - この物語過去一で好きです!なんかアリアと主人公がいい感じでニヤニヤ…www更新頑張って下さい!!!楽しみにしています! (2020年7月29日 13時) (レス) id: d84743a55b (このIDを非表示/違反報告)
ココア(プロフ) - 天井桟敷さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!とても嬉しいです!!(*^^*) (2020年7月19日 17時) (レス) id: 2d0a5676da (このIDを非表示/違反報告)
天井桟敷(プロフ) - SF系の物語好きです、これからも頑張ってください☆ (2020年7月19日 16時) (レス) id: ce28b5a547 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ココア | 作成日時:2020年7月14日 19時

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