Destiny...〜BOT episode1〜

貴方誰？ ページ42

「・・・」

部屋に戻って着替えてベッドに横になる。


「寝れない…。」


今日は珍しく寝付けが悪い。

ここに来てからは結構寝付けは良かったのに。


「なんかやだな〜。」


そう言いながら手をベッドの空いてるスペースに向けて力を込める。


「じゃあ今日は…うさぎ！」


目を閉じてうさぎの姿を想像する。

すると目の前には光でできたうさぎが現れた。


これは私の能力で作った。仕組みは全く分かんないけどね。


周りの人にご先祖様から頂いた霊力、って言われたんだけどよく霊とか分かんないから。


でもこの力で作るものは不思議と温かいような感じがして、嫌いだけど好き。


だから昔から寝れない時は妹の美梨と一緒に私が動物を作って遊んでたっけ。


「美梨、パパママ、、会いたいよ…。」


そう言っても美梨もパパもママも帰ってこない。


改めて受け止めるとより悲しくなってうさぎをギュッと抱きしめる。


私の力で作った、光の塊なのにやっぱり生き物のように暖かい。


それにホッとしていると急にうさぎが私の腕を抜けてバルコニーの方へ走って行ってしまった。


「…どうしたの？」


バルコニーに行くとうさぎは消えてしまった。そして消える直前にうさぎが見ていた方の庭を見渡す。



すると


「誰かいる？」


木に隠れてよく見えないけど、石に腰掛けている人がいる。


私は気づいたら部屋を急いで出て庭に向かっていた。




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間違って非公開のまんまでした…ごめんなさぁぁい！

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