Destiny...〜BOT episode1〜

▽ ページ27

澤「壁に穴が空いてる場所が近くにあった。もしかしたらそこから出たかもしれない。」


勇「穴は9時の方向！研究所とかそこらの奴らは処理するから2人ともAちゃんのことお願い！」


慧「分かった！気をつけて！」


颯「こちらも進展があったら伝えます。」


通信を切って穴の方角に向かっているとまた通信が来た。


堀「今調べてきた。」


慧人「ディルくん！どうだった？」


堀「全部無くなってた。」


颯「……。」


堀「村が全部燃え尽きてた。」


慧「そ、そんな…。」


世「まだかろうじて残ってた花に聞いてきた。数日前の夜、白衣の服が何人か来て、村を全部燃やして、その後Aちゃんを攫ったらしい。」


堀「だから今相当メンタルをやられてるはず…。2人とも傷つけないようにな。」


颯「わかりました。すぐ探します。」


堀「頼む。」


世「俺たちはもう少し調べてリストに入れたら処理の方に向かうから。」


慧「はい！」


颯「早く行きましょう。」


慧「うん！でもどうやって探す？」


颯「確か研究所から9時の方向に進むと歓楽街があったはずです。あそこは夜でもネオンが輝いているので向かいやすいはず…。ケインは上から、僕は下から探します。」


慧「ラヴディに保護される前に出来るだけ早く見つけないとね！」


颯「そうですね。ラヴディなら大丈夫でしょうが厄介は厄介ですから。」


ケインと別れて地面に着地すると雨が降り始めた。


颯「…雨、ですか。あまり時間はなさそうですね。」

▽→←▽

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す