Destiny...〜BOT episode1〜

お星さまへ ページ13

〜リュカside〜


北「そうだね、あの力は危険だし。エイノットに頼んで少し調べよっかな〜いいよね？、、如月。」


樹「…リュカ、調べるのはいいけど程々にしときな。あんまり首突っ込みすぎるのも良くないから。」


北「は〜い。…っていうか猿飛のことはいいの？」


樹「いい。もうどうせ寝てるだろうし。キューブもルプスも今日はいるしそれにもう戻るから。」


北「ん。僕もすぐ戻るね。伝えといて〜。」


如月は無言で頷いてあっという間に姿が遠くなっていく。


屋根の上から改めて3人を見下ろす。女の子はアリアにお姫様抱っこされてぐっすり眠っている。


そしてケインがアリアの肩に手を置いた瞬間2人は消えた。


北「ふぅ、やっと行ったね。」


上を見上げると強く瞬く星達。


昔の“あんな事情”のせいで大抵のものは好きじゃないけど星空は大好き。


どんな場所でも、例え次元が違ったとしても星空は美しいままだから。


だから僕は願い事は星に託す。


北「お星さま。どうか彼らが笑える世界が来ますように…。」


いつか、メンバーに向けて願った願い。それを今度は彼らのために、他の人達のために願う。


北「でも実際この願いを叶えるのはASTRO9次第。嫌な結末なんて見たくないから間違った選択はしないでね…」


そうポツリと言って僕はネオンが輝く歓楽街へと戻る。


星達は、僕の願いに応えるように強く光り輝き夜空を美しく彩った。

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