好きな人とその人の好きな人を助ける為なら自分の命を犠牲にする

ごめんなさい... ページ6

ん？ちょっと寝過ぎたかな？


イヌピーの顔ってよーーく見ると整ってるよね


ココの方が好きだけど....w


諦めるしかないのかな？



でも諦めたらダメだよね



なんか前ココが


一「すぐ諦める奴ってなんか無理」


みたいな事言ってたような.....


これは諦めないと言う選択肢しかないな！！


しぶといのが唯一の取り柄なんでw




青「ん〜よく寝た....」

『いっつも寝てるけど夜寝れてるの？』

青「寝れてるに決まってる」

『すごぉ』

青「もうちょっと寝る.....」


何この人めっちゃ寝んじゃんwwww





え、何この匂い....


下から煙、？


『まさかｯ』


赤音ちゃん...！




『赤音ちゃん！！！』


キッチンに行くと煙が予想以上広がっていた


倒れている赤音ちゃん


そして2階にはイヌピーが居る


『イヌピー！！！！！！！！！』


私ってこんなに声出たんだ


『赤音ちゃん！！』

赤「A、ちゃん.....？」

『起きて！ほら！』

赤「ダメ、早く逃げて....」


とても小声だった


助けないと....！


私はこう言う時の頭の回転は結構早い方だと思う


まず赤音ちゃんを玄関に近いところに移動させた


そしてイヌピーを起こして家から出さないと、！






『イヌピー起きて！』


イヌピーはとても咳き込んでいた

青「ｹﾞﾎｯ、A、？」


『捕まって！』


そういえば私って筋肉なかったよね


でも今諦めたらダメ！


『行くよっ！！』


イヌピーは気絶していた


やっぱり男の子は重い


でも助けないと、この思いが私を強くしてくれたと思う



よし、運び終わった

次は、
『赤音ちゃん！行くよ！』


赤音ちゃんを外まで連れて行ってる時


家を支えていたものが私の前に落ちた


『嘘....』


その時だった


赤「行って、」


『え、？』


赤音ちゃんが私の背中を押し飛ばした


『赤音ちゃん！！』

また家の中に行こうとした瞬間


玄関が塞がれて中すら見えなかった


『あ"あ"っ』

青「う"ぇっ、ｶﾊｯ」


イヌピーは意識が戻ったらしい


でも私はそれどころじゃなかった


息をする事すら忘れるほどの絶望感


ココの好きな人を救えなかった


イヌピーの姉を救えなかった




守るって決めたのに



お姉ちゃんみたいになるって決めたのに



私って嘘ばかりだ



体育館裏



あの子に言った



お姉ちゃんみたくなりたい



分かっていた



そんなの出来ないって

私には勇気がないから

この気持ちを避けていた

私ってダメダメだ

ごめんなさい...(2→←帰りたくないの

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