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JK｢でも幸せは待ってたって来ないじゃん。 自分から行動して得た幸せって最高だよ。｣
ニヤリと笑うジョングク君に私、何も言えなかった。
私が何年も何年も躊躇って超えられないモラルという壁を、幸せは待ってたって来ないとかいう理由でいとも簡単に超えていけるジョングク君が羨ましくなる。
誰の目も気にしないんだろうか彼は。
幸せは待ってたって来ないけど、倫理観がヤバかったら、本人達がどんなに幸せでも周りがそれを認めない。
禁断の恋なんて言えば聞こえはいいし、恋に障害は付き物だと言えば都合がいい。
けど私は、兄は私のモノだと、近づくなと全校生徒に言いふらして回りたいほど兄の事が好きなのだ。
JK｢Aさんは？｣
はっと俯いてた顔を上げた。
彼は手に取ったほうきで近くにあった木の葉を弄くり回す。
黒猫は暇そうに首をかいていた。
JK｢そういう質問しちゃうって事は、なんかモラルに反しちゃうような事してるって事？｣
｢ち、違うよ！｣
してない。
断じてしてない。
考えてるだけ。
思うだけなら誰しもが自由なのだ。
必死に必死に自分を押し殺して、必死に欲望に耐えて、必死に言ってもらいたいあの一言を彼に求めるのを我慢して、本当に伝えたい事を我慢して。
人間ってのはそんなもんだ。
必ず我慢しなきゃ生きていけない。
JK｢ん〜…なんか悩みがあるっぽいけど…もっと気ままに生きてもいいと思うぜ？案外どうって事なかったりする。｣
丁度その瞬間にチャイムが鳴る。ホームルームの時間だ。
JK｢あ、やべ、急ごうぜ｣
たたっとジョングク君は生徒玄関の方向へと走り出した。
私も慌てて追いかける。
モラルは平気で破る癖にルールはわきまえようとするジョングク君がよく分からない。
私も何が正しいのか分からない。
顔に釣られて、兄の表面部分しか見てない女より私の方がずっとずっと愛してるのに、兄と共になれないのは何故なんだ。
本当に愛する人と一緒になってもいい時代じゃなかったのか。
これが違うそうじゃないって言うなら、私の思いは一体何。
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ミユ(プロフ) - 更新楽しみです。 展開がおもしろいので頑張ってください。 (2019年3月20日 16時) (
レス) id: f902fe2651 (このIDを非表示/違反報告)
あるちょん(プロフ) - ぺぺさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年3月20日 0時) (レス) id: 90ee41565f (このIDを非表示/違反報告)
あるちょん(プロフ) - ミウさん» コメントありがとうございます。ヤバイ展開が好きなのでヤバイって思ってもらえるの嬉しいです笑 更新頑張らせていただきます。 (2019年3月20日 0時) (レス) id: 90ee41565f (このIDを非表示/違反報告)
あるちょん(プロフ) - サランさん» ありがとうございます。書きたい展開がまだまだ先で書いてる本人が焦れったいです。笑 更新頑張ります！ (2019年3月20日 0時) (レス) id: 90ee41565f (このIDを非表示/違反報告)
ぺぺ - 更新楽しみにしてます！ (2019年3月6日 15時) (レス) id: 330b125b93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あるちょん
| 作成日時：2019年2月21日 22時
