アップルパイ 一切れ ページ3
陸「うわぁ！美味しそうなアップルパイ！」
三月「だろ〜？今回は特に上手く焼けたんだ」
三月が嬉しそうにニコニコと笑う
テーブルの上にはリンゴをかたどった小さめのパイがいくつも乗っていて、どれもツヤツヤと輝いていてシナモンの香りが漂っている
大和「お？出来たのか」
壮五「すごく、いい匂いだね」
環「んー？パイ？」
陸の声で気づいたのか、テレビを見てくつろいでいた大和達もテーブルに近づいてくる
陸「…一つ、食べてもいい？」
三月「あぁ、もちろん！夕食、少なめにしとく。」
三月がそう言うと陸はパイを一つ手に取って嬉しそうに頬張る。
他のメンバーも、それぞれ手に取り一口かじる
大和「うまっ…！」
壮五「…美味しい！」
陸「すごい美味しいっ！」
環「うまい！」
サクサクのパイ生地に口の中でシナモンがふんわりと香る。カスタードは濃厚だがしつこくなく、リンゴの甘酸っぱさを上手く引き立てている
美味しいと言って食べる4人を嬉しそうにみる三月
そろそろ食べ終わろうという時に、キッチンのドアが開いた
(ガチャ 一織「…壮五さん、いますか？」
壮五「あっ。一織くん、ちょっと待ってね」
そう言うと壮五は手を軽く拭いて一織の方へ向かう
一織「アップルパイ、ですか？」
壮五「うん。三月君が作ってくれたんだ」
ところで、なにか用事？と尋ねる
一織「今週発売されたファッション雑誌って買ってませんか？」
壮五「何冊か、買ったよ。部屋にあるけど、持ってくる？」
一織「はい。お願いします。」
じゃあ待ってて、と言ってキッチンを後にする壮五。それを見届けて一織は三月達に向き直ると、
一織「兄さん、先週のバラエティ番組って全部録画してありますか？」
三月「おう。してあるけど？」
じゃあ、後でいくつか見たい番組があるのでテレビ貸して下さい。と言うと何やらブツブツとつぶやき、考え事を始める
三月「？なにかあったのか？」
一織「いえ、なんでもありません。」
私の分のアップルパイ、残しておいて下さいよ、と言うとキッチンを出て行ってしまった。
環「変ないおりん」
陸「どうしたんだろう」
大和「ま、イチにもなにか考えがあるんだろうよ」
不思議そうな顔をしながらも、3人は手を洗い、三月は一織の分のアップルパイを小皿に乗せた
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kurona(プロフ) - 面白いですね！これからも見させていただきますo(^-^)o更新頑張ってください！ (2016年8月20日 23時) (
レス) id: 4b8eae47bc (このIDを非表示/違反報告)
楠 心音(プロフ) - サクラさん» コメントありがとうございます！少しずつですが更新頑張ります(・ω・)ノ (2016年8月20日 23時) (レス) id: f5d2a5cd06 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ(プロフ) - 続きが気になります！！更新待っているので、頑張ってください！ (2016年8月17日 2時) (レス) id: 703e525001 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楠 心音 | 作成日時：2016年8月12日 11時
