short dream

Kyuso / Seiya(ё) ページ7

｢ただいま…｣


帰ったのは深夜2時
電気ついたまんまだから
待っててくれたのかな


もしかしてこの季節に
ソファで寝てるとか風邪引くやん
って焦ってリビングへの廊下を
歩くと扉の奥からもドタドタ聞こえてきた


｢Aっ｣『せいやっ』


扉を引くと彼女もドアノブをつかんでて
そのまま俺の胸へダイブした彼女



『お酒臭い』

｢そりゃ打ち上げだったもん｣

『おかえり』

｢ただいま｣



彼女の小さな顔は俺の手に
すっぽり収まって
見上げる視線が愛しくて狂いそうだった


ちゅ



おでこに軽く落としたキスは
彼女が一番好きなシチュエーションらしい



ニコニコよりニヤニヤが
合うようなその笑った顔も
身長ちっちゃいくせに
出るとこ出てて、なのに細い



お前のこと狙ってたヤツ
いっぱいおったんやで


でも俺のAにするために
気持ちを伝えた。






そろそろ進んでも



なんて考えてるんだけど


どうかなA。



明日、01/22は俺がAに
出会って好きになって
俺が守るって決めた日




君は




ずっと悩んで買った小さな箱を
受け取ってくれるのだろうか




｢なぁ、Aは今幸せ？｣

『いきなりどしたのw』




お気に入りのソファで2人で
抱き合いながら話す恋人としての日。


明日のこの時間にはもう
婚約者っていう関係に
変わってるんだよな




『私は幸せだよ』



『せいやとこうやってちゅーしたり
それ以上もしたり私にしか見れない
せいやを目の前で見れてることとか。』



恥ずかしげも無く可愛いこと言いやがって



｢なぁ、お腹減った｣

『こんな時間に？』

｢食べたい｣

『何食べたいの？』





返事はせずに深いキスを送ると

乗り気だったのか慣れなさそうに

彼女も舌を絡めてきた

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