#69 ページ25
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＿＿＿3日後
(Aside)
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「移植は無事終わりました。
次の検査は2週間後です。結果が良ければ、その1週間後再検査。
うまくいけば、化学療法を再開して完全寛解を目指します」
滅多に入ることのないクリーンルームで、私の主治医であるできる後輩＿＿佐倉あみから説明を受ける。
そのうしろには、ガウンを着た如月先生、橘先生、そして耕作の姿が。
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何事もなく骨髄移植は終了。
4時間という長い時間をかけて、点滴が行われた。
ただひたすらに落ちてくる雫を見つめていた。
＿＿＿生きたい。
そう強く願って。
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……やだなぁ、耕作ったら、怖い顔して。
真面目に説明受けてんのに、吹き出しそうになっちゃうじゃない。
こほん、と咳払いで笑いそうになった顔をこらえ、姿勢を正す。
「ありがとう、あみ。如月先生もありがとうございます」
「これからが勝負です、A先輩。体調悪くなったら遠慮せずに必ず言ってくださいね」
私の性格を知ってか、あみが怖い顔でくぎを刺す。
へへへ、よくわかってんじゃん。
「大丈夫。言います。逃げません」
「絶対ですよ。……じゃあ、これで失礼します」
笑った私に、あみはもう一度ひと睨みして出ていった。如月先生も手をひらりと振って後に続く。
にしてもあみもしっかりした医者になったもんだよ、先輩は嬉しいなァ。
感心に浸っているとドア付近に立っていた橘先生がうんうん、とうなずきながらベッドのそばへやってきた。
「ひとまずよかったな。A」
「はい。これも本当にみんなのお陰です」
救命業務はもちろん、それ以外でも救命センターのメンバーは沢山私を助けてくれた。
忙しいのに、毎日誰かが顔を出してくれるんだよ。
帰る前とか、ご飯の後とか。他愛もない話をして私を勇気づけてくれた。
研修でいた病院やアメリカの病院も、皆優しくていいチームだったけど、ここまで居心地が良いところは初めて。
＿＿＿＿素敵な人たちに出会えたな。
「救命のことは心配いらん。お前は自分のことだけを考えてろ。な、藍沢」
扉のそばから動く気配のない耕作に、橘先生が呼びかける。
「ええ」
相変わらずの無表情まま短く答える耕作。
そんな彼の肩をぽんと叩き、橘先生はドアノブに手をかけた。
「じゃあ俺は会議があるから。また顔出すな」
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ココロ(プロフ) - あみさん» いいえ〜〜！こちらこそリクエストありがとうございました（＾Ｏ＾） (2018年9月22日 21時) (
レス) id: 34372602a7 (このIDを非表示/違反報告)
あみ(プロフ) - リクエスト書いていただけて感謝感謝です（ ; ; ）ありがとうございます！これからも応援してます！ (2018年9月22日 16時) (レス) id: d3315f5237 (このIDを非表示/違反報告)
ココロ(プロフ) - ゆめさん» こちらこそいつもお読みいただき本当にありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！！（＾Ｏ＾）完結まで精一杯頑張ります！！！！ (2018年9月17日 17時) (レス) id: 34372602a7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめ(プロフ) - 更新ありがとうございます！学生さんとお見受け致しますが、きちんとした日本語そして文章力で大変読み易くて楽しませていただいております。お忙しいとは思いますが、完結まで心から応援させていただきます。頑張ってください！∩^ω^∩ (2018年9月17日 0時) (レス) id: edc643c87b (このIDを非表示/違反報告)
Blueheart - 作品みてくれるの!?ありがとう！まじ感謝。 (2018年9月12日 18時) (レス) id: d757884bbd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kokoro | 作成日時：2018年9月11日 18時
