Sixty Six “Desertion” 教授side ページ41
教授side
ロ「っ!緊急!!Aが、脱走した!至急、会議室は幹部は集合せよ!!」
枕元に置いてあったインカムが、突如として焦り声と共に震えた。
「!」
深い眠りに落ちていた意識も、引っ張り上げられた。
「(何故…一体どこへ!)」
直ぐさまベッドから起き上がり、扉を開けて少し駆け足で会議室へと急いだ。
会議室の前まで来ると、シャオロンさんとばったり居合わせた。
シャ「エミさん!お前も聞いたんか?」
「ええ…聞きました。取り敢えず、中に入りましょう!」
シャ「せやな!」
ガチャリとドアを強めに開けると、其処には私とシャオロンさん以外の全員が既に集まっていた。
グ「…全員集まったか。」
グルッペンさんは私達を一瞥した後、珍しく小さな声で呟いた。
コネシマさんに至っては半分寝ている。←
ゾ「ロボロ!どういうことや?」
ゾムさんも珍しく焦り気味でロボロさんを問い詰めるかのように、声を震わせた。
ロボロさんは冷静に言葉を返した。
ロ「そのまんまの通りや。彼奴が部屋の窓開けていなくなっていたんや。」
冷静に言葉を返している中、右のこぶしを震わせていたため、天と書かれた紙の下で悔しそうな顔をしているのだろう。それがひしひしと、よく伝わってきた。
ロボロさんの言葉を聞いて、明るい月の光の中、窓が開いて薄いカーテンが風でひらひらと靡いている部屋の光景が、安易に想像できてしまった。
ぺ「ちょっと待って?あの子あの部屋から生身で飛び降りたの?」
シャ「…おい。あそこの部屋って確か、6階フロアだったよな…?」
シャオロンさんの言葉で、全員が沈黙を浮かべる。
ゾ「やっぱり彼奴只者やないな!」
ト「何でちょっと嬉しがってんねん!!」
グ「面白い…!!」
ト「あんたは面白がるなぁ!!」
…トントンさん、いつもお疲れ様です。
心の中からそう思った私は正常←←
オ「(コホン…)それより、Aちゃんの話に戻ろうや。」
鬱「そうだよ〜。茶番してる場合ちゃいますやん!」
オスマンさんと大先生の御二方のお陰で、話の軌道修正が完璧に行われた。
**************
グ「…彼奴が何処に行ったか、分かるか?」
神妙な面持ちのグルッペンさんに、私は少し気圧されてしまった。
そんなグルッペンさんの事を気にする事なく口を開いたのは、外交官であるオスマンさんだった。
オ「んー…何となく予想はついてるよ。」
Desertion 脱走
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紫
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SAKURA(プロフ) - イルサーさん» マジっすか!?変換されてない部分があったと思います!訂正致しますので、少々お待ち下さいませ! (2018年12月1日 7時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
イルサー - 名前が小雪から変えられないのですがどうしたらいいですか? (2018年12月1日 0時) (レス) id: ac8521eb4f (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - りゃくやさん» そうですか…やはり行くべきですかねぇ…コメント&お気遣いありがとうございます(^^)お互い大変ですね(^_^;)声、お大事になさってくださいね! (2018年11月15日 23時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
りゃくや - 病院行ってください、僕も先月合唱祭の日熱出しながらも歌ったら、声可笑しくなりましたから、まぁ僕病院行ってませんけど (2018年11月15日 23時) (レス) id: ede8872d44 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - パーカー好きさん» お気遣いありがとうございます!パーカー好きさんも気をつけてくださいね(^^) (2018年11月15日 0時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:SAKURA | 作成日時:2018年10月23日 0時