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Fifty Four “Persönliches Gefühl” ページ27

『…それは命令ということですね?』

グ「?ああ、そうだが?」

『…幹部にはなりましたが、何か変わりますか?』

グ「敬語」

『が?』

グ「やめろ」

『敬語がやめろ?』

『(何言ってんだこの総統…)』

と言った目で見つめると、周囲から吹き出す声と総統様の大きな声が響き渡る。

グ「敬語をやめろ!」

ト「ぶふっ!!」

コ「あっはっはっは!!!」

鬱「め、珍しくグルちゃんが振り回されとる…!!」

ロ「冷たい目やめろやっ!!…アハハッ!」

緊張感に満ち溢れた食堂は何処へやら…此処に広がってるのは、爆笑の渦でした←

シリアスも何処へ行ったんだか…←←

遠い目でそんなことを考えていると…

私に揶揄われて少し逆上していた総統様がゴホンと咳払いをしてから、気を取り直したかのごとく口を開いた。

グ「あと、名前で呼べ。総統様、なんで堅苦しいのはやめろ!」

ピシッと指を差される。わたしはその指を見た後に口を開く。生憎、総統様の思い通りにはさせるつもりはないんでね?

『名前を呼ぶ趣味はないですね。なので却下致しますー』

勿論、この後に言われる言葉は計算済み。

グ「ほう?仕事に私情を挟まないと言ったのは、どこの誰だ?」

『あら?私は“依頼”は請けていないですよ?』

間髪に入れずに返答を返す私が予想外だったのか、驚く総統様。

グ「……!」

私は何でも屋だ。

私にとっての仕事は“依頼”のみ請け負っている。

つまり、この総統様の言葉は単なる“命令”であって仕事の”依頼”ではない。

この幹部という役職は、私にとっては仕事というカテゴリには入らない。

“趣味”でしかない。

『先程仰いましたよね?これは“命令”だってね?』

いつもより深みを増す笑みは止まることを知らない。

『命令であって、仕事ではないのですから、私情は挟み放題ですよね?』

グ「…っ!命令の場合もあっただろう?その時はどうした?」

『その時は勿論、私情挟んでやりたい放題してましたが?“仕事”ではなく“趣味”として…』

だって…と総統様の紅い目を見つめながら言葉を続ける。

『仕事“には”私情挟みませんから』

わざと「には」の所だけ強調するあたり、私はやっぱり性格悪い。

あの人たちにも散々言われてたっけな。

今此処にいない友人達を思い浮かべながら、更に総統様の逃げ口を完璧に塞ぐために、言葉の追い討ちをかける。

…やっぱり性格悪いわ←



Persönliches Gefühl 私情

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SAKURA(プロフ) - イルサーさん» マジっすか!?変換されてない部分があったと思います!訂正致しますので、少々お待ち下さいませ! (2018年12月1日 7時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
イルサー - 名前が小雪から変えられないのですがどうしたらいいですか? (2018年12月1日 0時) (レス) id: ac8521eb4f (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - りゃくやさん» そうですか…やはり行くべきですかねぇ…コメント&お気遣いありがとうございます(^^)お互い大変ですね(^_^;)声、お大事になさってくださいね! (2018年11月15日 23時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)
りゃくや - 病院行ってください、僕も先月合唱祭の日熱出しながらも歌ったら、声可笑しくなりましたから、まぁ僕病院行ってませんけど (2018年11月15日 23時) (レス) id: ede8872d44 (このIDを非表示/違反報告)
SAKURA(プロフ) - パーカー好きさん» お気遣いありがとうございます!パーカー好きさんも気をつけてくださいね(^^) (2018年11月15日 0時) (レス) id: 93ee48c149 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:SAKURA | 作成日時:2018年10月23日 0時

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