21 ページ21
「お前らーよく聞け！本日をもって芭流覇羅は龍宮寺Aを総長とする！」
半間との話し合いの後私は正式に総長として認められた。
条件は３つ
半間が降りろと命令したら即時に総長を辞める事
半間と稀咲の関係を他言しない事
そして最後の一つは東卍と抗争をする事だ
“マジかよ”
“龍宮寺って東卍の副総長の姉貴だろ？”
“それやばくねぇか？”
「半間さんどう言う事ですか？Aはドラケンの姉なだけじゃなくマイキーの女でもあるんスよ？？」
一虎、やっぱり1番に反対するのはお前か
“なっ、マイキーの女！？”
“おいおい、そんな奴信用できる訳なくね！”
一虎の雰囲気に呑まれ中立の立場だった奴までもが一斉に)「反対、反対」と声をあげる
「芭流覇羅にお前は必要ないんだよ。A」
「ひっどいなぁ〜そこまで言わなくてもいいでしょ」
いくら、私でも流石に傷つくんだけど…なんて涙目を浮かべてみる
「半間、どうにかしてよ」
「ンフフフ 情けねぇ総長だなぁ」
そう言って半間が片手を挙げるとメンバー達は一瞬にして静まりかえった
「認められねぇのは分かる。コイツはいきなりきた元東卍メンバー。それも女だ、だから文句がある奴は前に出ろ。俺達の新しい総長が手合わせする、ナイフにパイプなんでもありのデスマッチだ！」
…え？はああ！？何言ってんだこの裏切り者！
デスマッチなんて聞いてないよ？私の予定じゃ大歓迎拍手喝采ルートだったんですが！
「やるよなぁ総長？」
嬉しそうに笑いやがって、テメェ…最初からそのつもりだったんだな。
「あーもうやればいいんでしょ。やれば！面倒だから一斉にこいよ。纏めて相手してあげる」
“どうする…万が一女に負けたら此処にいられなくなるんじゃねぇか？”
“俺に聞くな！まずはあの人がどうするかだろ！“
「半間さん、俺がやります」
「一虎以外にやりてぇ奴はいねぇか？」
なんだなんだ、みんなして下向いちゃって。こちとらお前らが騒ぐもんだから超気合い入れたってのに
「よーし、決まりだ！これより一虎が龍宮寺Aとタイマンする！以下、異論は受け付けねぇ、いいな！」
仕方ない、こうなった以上
私も総長として果たす役目がある
「来いよ、一虎」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2022年3月2日 3時
