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「溝中か…」
古い写真を見つめながら私はそう呟いた
「ブッ 一虎の髪型超だせぇ」
そこには今、東卍には居ない一虎の姿もあった。
あどけない顔には似合わないパンチパーマ…いつの時代の不良だよ。なんて1人ツッコミをいれた
「A、なにしてるの？」
「マッマイマイ！いつからそこに！？」
「今来た所だけど」
コイツ…いつも現れるの急すぎなんだよ！持っていた写真をバレないようにそっと枕の下に入れようとするがマイマイによってそれは阻止される
「なんで隠すんだよ。まさか俺にみられちゃまずいの？」
「いーや！そんな事はございませんよ！？」
「だったらみせろよ」
「ヤダヤダ、てか大体乙女の部屋にノックなしで入ってくるのは非常識だぞ！」
「だって俺、彼氏だし」
そうだった。そうなのだけども…まだマイマイに一虎が写っている写真を見せるべきでは無いのではないのかと思う
「A…もしかして浮気する気？」
「は？」
「だって最近場地とばっか話すし、やっと彼氏に慣れたってのにキスしたのもあの一回だけだ…やっぱ俺はAにとって弟みたいなもんなのかよ」
なんだこの可愛い生き物は…あの無敵のマイキーと呼ばれる東卍の総長が私を前に涙目でそう訴えている。これ、写真撮っていいやつ？待ち受けにしていいかな？いいともだよね？
カシャ
「…は？何とってんの？」
ああダメな奴でした…タモリも驚きの良くないともでした
「スイマッセン！全力で謝ります!」
「…呆れた」
「ごめんマイマイ！あまりにも君が可愛い過ぎて…だってマイマイカッコいい癖に私の前じゃ可愛いでしょ？他の人が知らないマイマイを私だけが知ってるなんてそんなの興奮せざるおえないでしょうが！」
「本当Aって馬鹿だよな」
「はい、大馬鹿です。返す言葉がございません…」
流石に自分の行動を反省しマイマイに向かって土下座をする。
「で、さっきの答えは？」
「…弟じゃないです。マイマイだから私は弱さを見せられる。弟じゃ嫌だ…ダチも嫌だ…マイマイは彼氏じゃなきゃ嫌だよ。マイマイは私の特別がいい」
「フッ A、ワガママだ」
顔を上げると同時にマイマイの唇が重なり、以前とは違い深い口付けが落とされる
「お前は俺のだよA」
私、マイマイの事本当に大好きなんだ。いつだってマイマイの幸せを願ってる。
ねぇ…一虎を東卍に戻したいって言ったら君はどう思う？
私は君の過去さえも塗り替えたいと思ってしまってるんだよ
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作成日時：2022年3月2日 3時
