・番外編2 ページ3
※ネタバレがあります
ふかぶかと頭を下げる谷崎
お辞儀がしっかり90度になっているはいい眺めだ
敦「まあいい、それより今日はお前たちに話したいことがある」
ナ・谷「は、なんなりと」
二人は目の前で片膝立ちをする
敦「……ドストエフスキーが動き出した」
谷「ッ!ドストエフスキーが!」
敦「ああ、今日仕入れた情報だ、間違いないだろう」
ナ「やつは一体何を?」
敦「どうやらウイルス操作の部下で“共食い”をさせるようだが」
谷「共食い……ですか?」
敦「そうだ、探偵者とポートマフィアの長共を殺そうと考えているようだが……その後が面倒だ」
谷「……ッ!猟犬ですね!」
敦「そうだ」
ナ「確か猟犬の5人目はポートマフィアに潜入中……潰しておきますか?ポートマフィアぐらい直ぐに……」
敦「そんな事を今したら森鴎外から此方に猟犬の目が移る。猟犬が相手だと隠蔽工作をするのも簡単じゃない、それに今やったらドストエフスキーにも目を付けられる。もし僕達だということが判らなかったとしても、後々面倒になる可能性がある」
ナ「も!申し訳ございません!」
谷「貴方様の考えを汲み取る事ができず……」
敦「そうだな、次は気を付けろ。もし次やったら……判るな?」
ギラリと谷崎兄妹を睨み付ける
二人は「はっ!」と応答する
次に言葉を発したのは谷崎だ
谷「しかし猟犬など我々が少し本気を出せば常に常備している短刀で倒せる相手なのでは?敦様に関しては体術も剣術も狙撃だって世界一の実力を持っているではないですか!」
敦「そうだな、僕ならざっと20秒、谷崎なら40秒、ナオミなら1分程度だろう。本気を出せばもっと早く奴らを倒せるな。で?その後は?」
谷「その……後?」
敦「普段僕らは本気を出さない、何故だか判るか?」
ナ「それは……私達が本気を出したら相手が無事でいるか判らないです」
谷「下手をしたら相手を簡単に殺してしまうから」
敦「そうだ、だから普段は力を制御している」
谷「しかしそのような事を今更……」
敦「谷崎、もし死体を隠蔽……そうだな、小栗虫太郎の異能を使って証拠を無くしたとする。虫太郎の異能『完全犯罪』の能力が解けたらその隠蔽した死体はどうなる?」
谷「死体は愚か我々がその者たちを殺したという証拠が再び現れます」
敦「そうだな、そしてその情報が情報が異能特務課なんて組織にバレたらどうなる?」
谷「異能特務課に?」
敦「そうだ」
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椰子の木 - とても面白かったです。主人公ちゃんが好きっ……更新、気長に待ってます! (2021年4月4日 13時) (レス) id: ba602e5c79 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - 面白いっ!これからも更新頑張ってください!応援しています。 (2019年9月1日 16時) (レス) id: 3b0d55ccc1 (このIDを非表示/違反報告)
夏季 - いつ頃に出来る予定ですか? (2018年12月31日 18時) (レス) id: 91cbce1967 (このIDを非表示/違反報告)
夏季 - 主人公は出さなくていいです。宜しくお願いします! (2018年12月29日 7時) (レス) id: a5c09ccca7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 夏季さん» それとリクエストって普通に蛇と本の主人公出しちゃっても良い系ですか? (2018年12月29日 7時) (レス) id: cf6dea145d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レン | 作成日時:2018年12月27日 17時