四十一話 ページ45
Aside
太宰さんのあの表情。私は知っている。数年前に、よく見た表情
嗚呼、駄目だな。昔の事を思い出すとすぐこうなる。皆には絶対に判らない様に
【目を欺く】を使っているのに……太宰さんには判ってしまう。全く、困ったものだ
本当なら太宰さんにも判らない筈なのに、何故か判ってしまう。
A(慣れって奴？怖いね。今度からは気を付けないと)
けどその前に―――――
A「太宰さん、ちょっとお話ししましょうか(＃＾ω＾)」
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞと効果音を背景に付けさらに黒いオーラを身に纏いながらニッコリと笑みを浮かべるAだが、額には薄く血管が浮き出ている
太「Aちゃん!?」
その姿を見た太宰さん、いや、そこに居た皆が驚愕している
そして、太宰さんは冷汗をダラダラと流している
どうせ「あ、やらかした」とか思っているのだろう
だがそれがどうした。こちとら現在出ている主な主要人物の大半に能力知られたんですけど!?
太宰さんの鳩尾に一発かまして後ろ襟を掴みずるずると引きずる
「ぐはぁっ」だって？太宰さん、貴方は一度自業自得と云う言葉を辞書で引いて来い
私は扉の前まで歩いたら顔を皆の方へ向けて
A「失礼します」
と、言いながら盛大な笑みを向けて太宰さんを引きずる
そしてその日は太宰さんの帰りを見たものはいなかったのだ………w
太「ちょっとなに笑ってるの？」
パタリと扉を閉めて歩き始め太宰さんを開放する
そして太宰さんは少し笑っている私に話しかけてくる
A「いえ、ポートマフィアの最年少幹部殿が女の子に引きずられているって面白いなと思って」
太「“元”ね。今は善良な探偵社員さ」
A「ちょっと何云っているのかわかりませんね」
太「ひどくない？」
その言葉でプッっと一緒に噴出してクスクスと笑う
そしたら太宰さんが「それより―――」
太「先刻のアレ何？」
A「アレって？」
太「第一こんな異能力を持った私なんかがってやつ」
あ〜アレ、と云ってクスクスと笑う私を見て太宰さんはニマニマしている
A「適当にやったんで、特に意味はないですよ。強いて言うならこの状況を作りたかったからですかね。太宰さんが仕事をしなくて良い口実をあげたんですから感謝して下さいよ」
お礼はうずまきのパフェでと云うと太宰さんははいはい、と云って私の頭を撫でた
私はパシッと手を払い太宰さんの顔を見てこう言った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 215人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アカツキ(プロフ) - 二十二話谷崎さんが谷口になってますよ (2020年6月3日 8時) (
レス) id: 348d42adf7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ロットさん» 苗字、あだ名の部分で変わると思います！すいません、占ツクあんまり詳しくないので、間違っていたらご免なさい (2018年5月13日 23時) (レス) id: cf6dea145d (このIDを非表示/違反報告)
ロット - 名前が苗字としたの名前同じになっちゃいますよ！ (2018年5月13日 22時) (レス) id: a63c890358 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 小雨さん» そうなんですか！ちょっと設定変えてきます (2018年4月2日 15時) (レス) id: bb117e0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - 1500人じゃ全然マンモス校って言いません。 (2018年4月2日 5時) (レス) id: 7a9f3e94c2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：レン | 作成日時：2017年10月14日 20時
