二十一話 ページ24
―敦side―
谷「アハハ、それは脅されましたねェ」
中「笑い事じゃないですよう。凶悪なマフィアとか直ぐに死ぬぞとか…途んでもない処に入っちゃった」
はぁ…と溜息をする敦
谷「まァまァ、ボクでも続けられてる位だから大丈夫ですッて」
中「でも、谷崎サンも『能力者』なのでしょう?どんな力なんです?」
谷「や、あんまり期待しないで下さいよ。戦闘向きじゃないンですから」
ナ「兄様の能力素敵ですよ。ナオミあれ大好き」
谷「止めなッてナオミ……こんな処で」
ナ「あら口答え?生意気な口はどの口かしら」
谷崎兄妹のやり取りを見る敦は顔を少し赤らめる
樋「着きました」
樋口さんの一声で静かになった
着いた先は薄暗い路地裏
敦「なんか……鬼魅の悪い処ですね」
谷「……おかしい」
谷崎は何かに気づいた
谷「本当に此処なンですか?ええと―――」
樋「樋口です」
谷「樋口さん。無法者と云うのは臆病な連中で、大抵取引場所に逃げ道を用意しておくモノです。
でも此所はホラ捕り方があっちから来たら逃げ場がない」
樋「その通りです。失礼とは存じますが嵌めさせて頂きました。私の目的は――貴方がたです」
髪を括り上げて電話をし始める樋口さん
樋「芥川先輩?予定通り捕らえました。これより処分します」
谷「芥川………だって?」
樋「我が主の為____ここで死んで頂きます!」
通話が終わりサングラスを掛けた樋口さんは銃口をこちらに向け
谷「こいつ……」
敦「ポートマフィア……!」
ドガガガガガと銃を乱射する
谷崎たちの後ろに居た敦は幸い無傷だったが・・・
ナ「兄様……大丈…夫?」
谷崎に向けられた銃弾を全て庇ってナオミが重症
ドサッと倒れるナオミを受け止める谷崎
敦は腰を抜かしている
谷「ど、どどどうしよう……止血帯。敦君止血帯持ッてない?
いや先ず傷口を洗ッて……違う!与謝野先生に診せなきゃあ……」
谷崎がパニックになっている間に樋口は銃の弾を交換している
谷「い医務室まで運ばないと!敦君足持ッて―――」
ジャキと銃が谷崎の頭に向けられる
樋「そこまでです。貴方が戦闘要員でないことは調査済み……健気な妹の後を追って頂きましょうか」
谷「あ?チンピラ如きが――ナオミを傷つけたね?」
表情が変わる谷崎
谷「異能力『細雪』」
すると雪が降り始める
谷「敦君、奥に避難するンだ。
こいつは
ボクが
殺す」
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アカツキ(プロフ) - 二十二話谷崎さんが谷口になってますよ (2020年6月3日 8時) (レス) id: 348d42adf7 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ロットさん» 苗字、あだ名の部分で変わると思います!すいません、占ツクあんまり詳しくないので、間違っていたらご免なさい (2018年5月13日 23時) (レス) id: cf6dea145d (このIDを非表示/違反報告)
ロット - 名前が苗字としたの名前同じになっちゃいますよ! (2018年5月13日 22時) (レス) id: a63c890358 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - 小雨さん» そうなんですか!ちょっと設定変えてきます (2018年4月2日 15時) (レス) id: bb117e0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
小雨(プロフ) - 1500人じゃ全然マンモス校って言いません。 (2018年4月2日 5時) (レス) id: 7a9f3e94c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:レン | 作成日時:2017年10月14日 20時