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第58話 ページ12

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―――


「弱いやつほどよく吠えるとはこの事だなぁ」


そう言って鬼は気味悪く笑い始める。


『その言葉そっくりそのまま返しますよ。』


私は鬼を睨みつける。
さらにもう一言、


『それにここにいるのは
私だけじゃないことをお忘れなく。』


と、言うと
それが引っかかったのか鬼は、


「そう言えばさっきの小僧がいねぇな。」


と、言う。
が、すぐに


「まあいい。後から見つけて喰ってやるよ。」


と、言って私めがけて数本の手を伸ばす。

でもそれが私の元へたどり着く前に、


「がっ!!!」


と、叫ぶ。

私が鬼を相手している間に炭治郎が鬼の背後に回り込み、斬りかかったのだ。


『ね?言ったでしょ?』


私はそう言って止まった鬼の手を斬り落とす。


『ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!!』

「『!?』」


頭にきた鬼はさらに大きな声で叫ぶ。

そしてそれと同時に私達の足元から鬼の手が現れた。

私は後ろに避け炭治郎は前へ出て、もう一度鬼を斬りに行こうとする。

そのお陰で鬼は私から身を引いた。

炭治郎は上手く攻撃を避け一本の鬼の手に飛び乗る。


(すごい…)


私は炭治郎に圧倒されながら唾を飲む。


(水の呼吸…!!)


そしてついに炭治郎は鬼の頸元へと行った。


(このまま斬れば鬼を殺せる!!)


と、思った時
炭治郎の後ろにある鬼の手に気づく。

私は急いで鬼の手を斬りに行った。

近くにある木々や鬼の手を利用して
大きく跳ぶ。


『炭治郎の邪魔は絶対にさせない!!!』


大きく振った刀は見事鬼の手を斬る。


(良かった…なんとか間に合った…)


安心した私はそのまま
地面に向かって落ちていった。

横目で炭治郎を見ると、


『やっぱり炭治郎はすごいなぁ…』


鬼の頸を斬った直後だった。

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妖狐(プロフ) - 更新頑張ってください!このお話大好きです! (2020年8月22日 11時) (レス) id: 9d9b92a8ce (このIDを非表示/違反報告)
桜茅姫<ルチア> - いつも更新楽しみにしてます!すごく面白いので、頑張ってください!! (2020年4月4日 8時) (レス) id: d5d3062330 (このIDを非表示/違反報告)
恋姫ーここなー(プロフ) - ただのアニメ好き☆さん» 最近全然更新ができずすみません。これからもちょっとずつですが頑張りますのでよろしくお願いします!! (2019年10月13日 0時) (レス) id: bf3171afde (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話とっても素敵ですね!読んでいて心が揺さぶられました!季節もだいぶ寒くなってきたので、体調に気をつけて更新頑張ってください!応援しています! (2019年10月9日 17時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
恋姫ーここなー(プロフ) - ぶんどきさん» 善逸結構書くの大変なんですね…。書いてみてわかりました…。 (2019年9月23日 21時) (レス) id: bf3171afde (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋姫ーここなー | 作成日時:2019年9月8日 22時

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