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…
A『きっと僕 寝落ちすると思うんですけど、
そのままにしてください。 傍に居たいので…。』
歯磨きして来ます。と言って帰ってきたと思えば
突然にそんな事を言い出したAに年上組のおねぇさんが
かわいさのあまりに頭を抱える。
ゑむ氏 が膝掛けをAに掛けて横に座ると、
Aは少しビックリしながらも ゑむ氏を見上げる。
ゑむ氏『眠たいんなら寝てええで。』
優しい言葉も掛けて 頭を自分の肩に預けさせると、
戸惑いながらもその姿勢に落ち着いた。
A『ふふ、ゑむさん の心音心地良いです。』
触れているところから聞こえる心音に落ち着いて
そのまま眠り着いてしまった。
ゑむ氏『ほんまに寝た?』
状況を把握してはいるものの、確認は出来ない ゑむ氏 が
傍に座っている二人に助けを求めると 静かに頷きを見せる。
ゑむ氏『すぐ寝るやん。』笑
そう言いつつも頭を撫で、Aが飲んでいた水を傍から離す。
enn『今日な、待ち合わせしてる時に
ねちこいナンパから助けてくれてん。』
音羽『また〜?こないだもされてなかった?』
あたりめをがじがじしながら笑う 音羽 の膝に 心 が乗る。
enn『そうなんよ。Aが珍しく人前で髪かき上げて、
ちゃんと其奴の目を見て威嚇してん。言葉丁寧やったけどな。』
ゑむ氏『成長やん…』
力説する enn に ゑむ氏 は拍手を起こす。
enn『その後も何かちょっとイライラしとって、
怖かったって言ってたのに 頑張って手ぇ引っ張ってくれてさ。』
音羽『すんごいな、怒ってたのか。』
感心して本人を見るが 当の本人はすやすやと眠っている。
ゑむ氏『何かさ、人間味が出てきたって言うか、
Aがちょっとずつ確実に成長しててさ 感動するよな。』
音羽『目を合わせるとか 人との距離感とか、思いやりとかな。』
三人で大きくうんうんと頷く。
enn『ってあたしらは親かっっ』笑
その一言に静かながらもどっと笑いが起きた。
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月(Runa)(プロフ) - ゑむ氏。推せる (4月1日 1時) (レス) @page3 id: 06ea40ba98 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒月 夜天 。 | 作者ホームページ:http://kokolonohonnne
作成日時:2024年1月22日 11時