桜蘭高校ホスト部。

☆26★ ページ27

猫沢先輩が居なくなるのと同時に大きな声が響き渡る…。


環『はぁるぅひぃ〜！俺の命より大事な熊ちゃんだっ！』


ハルヒの前に突き出したのは、

茶色のふわふわそうな熊のお人形さん。

何か可愛い…。


環『これを使っておくれっ!』


ハルヒ『いりませんっ!』


環『使っておくぅれっ!!』


ハルヒ『いりませんっ!!』


ハル がﾄﾞﾝｯと断ると、環先輩 は少し離れたソファーの方まで…

『いたぁーいっ!』って飛んで行った。


環『冷たい…冷たいぞハルヒぃ…っ!』


乙女のような座り方をして 口元に手を翳して

泣いている素振りを見せてる。

それを ハル はスルーしてさっきの

環先輩 とのやり取りをなかった事にした。


ハルヒ『と言う訳で、

追試までの間は部を休ませて頂けないかと。』


環『そうはいくかっ!さっさと追試を乗りきって、

社交ダンスの練習に励んでもらわねばならん。』


A『…(ダンスかぁ…久しぶりだなぁ…。)』


何て思っていると、鏡夜先輩以外のホスト部の皆さんは

胸ポケットからインテリな眼鏡を出して それをかけた…。


環『どの教師を、ご指名かな?』


お、おぉ…そう言えば、皆さん頭脳も大変よろしかった…。


環『常陸院先生は、ハルヒ よりも成績がお悪いのですから、

ご辞退願えませんかねぇ〜。』


皆さんが眼鏡に手を添えて言う。


光『いやいや、須王先生。』


馨『こーゆーのは、

本人との相性が重要なんですよ?』


3人の間に火花が散っているのを横目に見つつも、

ハニー先輩 を見ると…


ハニー『ハルちゃん♪数学なら、僕が教えてあげるよ?』


ハニー先輩…かわいい…。良いなぁ自分が教わりたい…。←

モリ先輩 は ハル に近づいて肩に手を乗せて、

何をするのかと思ったら…


モリ『泣くよ 鶯『それくらい分かります。』』


ハル…優しさありきだよ…。


環『さぁ、選べ。家庭教師をお願いしたいんだろう?』


ハルヒ『はぁ〜?全然違います！』


環『さぁ、選べ。』


わ、何か皆さん1歩近づいてきた…。

その圧力に驚きつつ ハル に続いて自分も下がる…。


ハルヒ『無理です！』


環『選べ!』


ハルヒ『無理ですっ!』


あれ…?こんな事前にもあったような…?


環『さっさと選ばんかぁっ!!』


ハルヒ・A『(嫌だぁぁぁ〜ーっ!!)』


最終的には扉にぶつかってしまった…。

この強制的なのは受け付けませんね…。

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