桜蘭高校ホスト部。

☆25★ ページ26

ハルヒ『はぁ〜ー…』


溜息を吐きながら床に座り込んでしまった…。


光『何だ、ハルヒか〜ー。』


馨『お客さんかと思って、ポジションとっちゃったよ。』


ハルヒ『はぁ〜…何ですかその格好は…。』


立ち上がりつつ、

ホスト部の皆さんの方へ歩き出す ハル…


環『ふっふーん、雨で鬱陶しいこんな日こそ、

爽やかな南国オーラでお客様を迎え入れる…

まさに、紳士の振る舞いだろう?』


環先輩が大きく身ぶり手振りで説明しながら

ずんずんと歩み寄って来る…


ハルヒ『余計鬱陶しいです。』


環『そして!この季節と言えば 夏の輝けるイベント、

ホスト部サマーパーティーが待っているのだ‼』


ハルヒ『何でしたっけそれ。(´･ω･`)』


ハニー『ハルちゃん忘れちゃったの？

すぐ来週だよ？【微笑む】』


ハルヒ『あ…』


光『僕ら』


馨『ヘアースタイリストする事になったから。』


光『そういえば鏡夜先輩、

ベストドレッサー賞はどうなってるの？』


鏡夜『商品は…』


環『ホスト部KINGより、祝福のキスだ…』


唇に手を当てて ハル に向かって

それをふわりと投げ掛けてみるが…

投げられたピンクのハートを右に左にと避けて、

最後のひとつは手で弾き返した…。


環『ハルヒ、社交ダンスの練習もしておくように。

お父さんが練習相手n…』


ハルヒ『あの〜ー…』


片手をあげて声をかけると、注目が集まる。


ハルヒ『すみませんが、今週いっぱいホスト部を休みます。』


環・光・馨『なぁにぃ〜ーっ!?』


ハルヒ『実は、この前の定期試験で…』


説明をすると皆さんは驚かれた。


環『首席から落ちたっ!?』


ハルヒ『はい…やっちゃいました…』


鏡夜『それはそれは…御愁傷様だな。』


A『…(あ…来る…！)』


猫沢『の〜ろ〜い〜で〜すぅ〜…』


環先輩 の後ろから出てくるものだから

『出たぁ〜ーっ!』と大声を出してるし、

皆さんが後ずさっている中に混ざりに行った…。


猫沢『私の悪霊占いによりますと…

ホスト部は最悪の大殺界に突入しておりますぅ〜…

近いうちに、不吉な事が起こるでしょう…』


光『大袈裟だよ。』


馨『ハルヒが退学になるわけでもないし。』


鏡夜『退学には…なるぞ。』


その言葉に思わず数人驚きの声を漏らした。


鏡夜『特待生の条件は 首席キープだからなぁ。

当然追試だし、そこで挽回出来なければ…』


猫沢『たぁいがくです〜ー…ﾝﾌﾌ…』


猫沢先輩はそのまま去っていった…。

☆26★→←☆24★

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す