☆23★ ページ24
ハルヒ『ぁ…ちょっと失礼…』
と、男性の方のポケットから出してきたのは、
先程会った時に探していたであろう《進学祝》と
綺麗な字で書かれた封筒。それには黄色い帯がついている。
男性『娘に渡すつもりが…。この春 桜凛高校に進学したんです。
私は 隣町で小さな内科を営む藪です…』
光・馨『医者の…藪…』
モリ『ヤブ医者…』
ハニー『スゴーイ…【拍手する】』
藪『経営ベタな私に 愛想をつかして…
前月 妻と娘は出て行ってしまいました…。
ですが、せめて娘には、これぐらいの事をしてやりたくて…！』
環『…光、馨、桜凛高校までの地図を描いて差し上げろ。』
光・馨『えぇ〜…なんで？どうせこの人、見放されて…』
環『それはこの人が、これから確かめる事だ。』
-10分後-
環『これが桜凛高校までの地図です。
ご武運お祈り申し上げます。』
藪『ありがとうございました…。【礼をする】』
一言のお礼と深いお辞儀をした。
でも、薮さんは何故か黙って俯いてる。
藪『…』
ハルヒ『どうしました?』
藪『やっぱり、この風貌じゃ 娘に恥をかかせるだけだ…』
ハルヒ『何言ってるんですか…そんなわけないっ!』
藪『私は何処に行っても、不審者に間違われるんです。
娘もきっと、恥ずかしい思いをします。
そんな思いを、させるぐらいなら…』
環『薮さん、ある女の子が言っていました。
どんな風貌をしていても、お父さんはお父さんだと…
娘さんを信じてください。お父さん、此方をどうぞ。』
先程の進学祝とはまた違うリボンに見覚えが有ったけれど、
成程ね、と頷いた。
藪『このリボンは…君が…?』
環『差し上げます、お守りに。』
藪『忝ない…!』
深くお辞儀をした 藪さんに、
ホスト部の皆さんからは温かい笑みが溢れた…。
〜部室〜
環『良い事をしたなぁ〜…』
環先輩のその一言で、ハルヒ、環先輩、自分だけ残され、
皆さんは各々自分のテーブルに着いた…。
ハルヒ『先輩…もしかして、さっきのリボンって…』
環『あぁ…すまん。何時かお前に と思っていたが…。』
ハルヒ『素敵なプレゼントでしたよ？【微笑む】』
環『ハァルゥヒィ〜ーっ!!』
と、真っ赤な顔して叫ぶと、ハル に抱きついた…
環『ハルヒっ!ハルヒ！ハル、ハルヒっ！』
ハルヒ『ちょ、やめてくださいっ!変質者っ!』
《 変質者 》はそのまま 環先輩 と一緒にまた壁へ。
環『お父さん、なのに…ｲﾀｯ』
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黒月夜天(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 頑張ります！！ (2022年11月13日 4時) (
レス) id: 7eaf75f414 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています！ (2022年4月2日 7時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜天(プロフ) - うたプリ大好き?さん» え、あ、え、読んで頂けて嬉しいです！！！！モチベが上がったのでお暇でき次第で更新させていただきます！ (2022年4月2日 3時) (レス) id: 7eaf75f414 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2022年4月2日 2時) (レス) @page30 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜天(プロフ) - ポチさん» ありがとうございます！ バケモノの子の質問等に関しては、バケモノの子の作品ページでコメントして頂けると助かります！ (2018年6月8日 21時) (レス) id: 83b87c910d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒月夜天。 | 作者ホームページ：http://kokolonohonnne
作成日時：2016年1月19日 20時
