桜蘭高校ホスト部。

☆19★ ページ20

A『…(変わりない…とは…)』


ハルヒ『普通じゃないし…』


A【頷く】


?1『常陸院ご兄弟様、藤岡様、黒月様、どうぞ此方へ。』


?2『藤岡様、黒月様、順番をお待ちの間に、

ドリンクはいかがですか？』


ハルヒ『はぁ…。この接待ぶりは一体…』


鏡夜『理事長の配慮だ。』


光『学校つっても、商売だからな。』


馨『生徒の機嫌とりが最優先。』


ハルヒ『…はあ。』


- 5分後 -


ハルヒ『あの〜…何の為の警備ですか？』


環『何処から情報が漏れるかわからんだろうっ!?

ﾝｯ？(・д・ = ・д・)ﾝｯ？』


自分達の周りにホスト部の皆さんが囲うように変装等をして、

警備してるような動作をしている方々に

思わず ハル は言葉をかける…


ハルヒ『むしろ、変に目立ってる気が…。』


そう。言ってる傍から女生徒達が少し離れたところで、

黄色い声を上げている…


光『しっかしさぁ〜…何であんなに可愛かったのが、

こうなっちゃうわけ？』


A『…(失礼です。

今でも ハル は十五分に可愛いですよ。←)』


ハルヒ『…はぁ…(・_・:)

入学前日にAとお買い物に行って帰ってくる途中、

近所の子にガムをひっつけられたんです。

それで、めんどくさくなって 自分で髪を切りました。

コンタクトは先日無くして 祖父のお古の眼鏡を使っていました。

制服は高くて買えなかったので、父のお古を適当に。』


A『(自分はお気に入りの上着だけで済んで

本当に良かったけど、髪は大変…。)』


馨『何も、あんな服じゃなくても良いじゃん？』


ハルヒ『あんなのしかないんですよ。

父の服は、派手なボディコンばっかりで…』


環『ボディコン！?』


ハルヒ『あ、父はオカマさんなんです。』


ホスト部『エェーーーッ!?』


ハルヒ『そんなに驚く事ですか？』


光『だって、貧乏で母子家庭の上に…』


馨『おとぉさんは オカマさん、でしょう…？』


環『だあぁ〜…(。＞Д＜。)』


ハニー『ハルちゃん、苦労したんだねぇ〜…。ｸﾞｽｯ』


環『ハルヒ、お父さんの胸で、お泣きぃっ!』


ハルヒ『辞めてください。』


｛ﾄﾝｯﾄﾞｻｧｯ｝


見事な受け流し…。


女生徒皆『環様ぁ〜ー!』


ハルヒ『どんな風貌でも、父は父ですから。』


A【頷く】


鏡夜『つまり何はともあれ、

お前は男装をしていた訳では、なかったのか？』


ハルヒ『はい。今となっては、借金を返す為にも、

このままで居ようかと。』

☆20★→←☆18★

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す