☆14★ ページ15
綾小路さん はｻﾞｯと、立ち上がり、
お冷やが注がれた硝子のコップを片手に持った。
綾小路『庶民の癖に、馬鹿にしないでよ！』
と、ハル とその腕を強く引く自分にそれをかけようとしたが…
何時の間にか目の前には 環先輩 が…。
環『水も滴るいい男…。』
麗しくも何ともないけど…。
その台詞が無ければ尚 良かった。←
綾小路『環様っ!?違うの、今のは只…』
モリ『見苦しいぞ。』
光・馨『バレてないと思ってたの？』
鏡夜『うちの情報網を甘く見ないで戴きたい。』
そう言いながら 何時だかの端末で、
綾小路さん が噴水に ハル の鞄を中身を放り出しながら
不敵に笑む姿が綺麗に写し出してある写真が沢山…。
その中には…ハルヒ と同じように、
ロッカーに入れておいた鞄ごと教室の高い棚に隠されていた事も
全て写真に収まっていた。
あんな所に…?高い棚は危ないのに…。
ハニー『この人…怖い…』
モリ先輩 の後ろに隠れる ハニー先輩。
環『残念だけど…うちの部員に手を出す奴は客じゃないな。』
綾小路『環様 の馬鹿!! こんな庶民を庇って何が楽しいわけっ!？
生活費くらい弁償するわよ！それで良いでしょ！?』
綾小路さん は高そうな財布を軽々しく持ち上げ、
それを床に向かって投げた。
それを急いで拾い、二人で追いかける。
ハルヒ『あのっ!』
綾小路『何よ！足りない！？言っとくけど、
貴方達の一週間分の生活費の何倍もっ!
『いえ、そうではなく…』え…?』
ハルヒ『受け取れません…お返しします。』
お財布を 綾小路さん の手元にそっと戻す…
綾小路『え…?』
ハルヒ『元々、財布をちゃんと身に付けていなかった
自分も悪かったんです。
それに…たかが一万円で遣り繰りするのも、
自分は結構嫌いじゃないんです。』
A【頷く】
その言葉に、その場の空気が和んだ…。
光『ﾌﾟｯ、スッゲェな!二人共! お前らマゾなんじゃないの？』
馨『貰っときゃ良いのに、変な奴〜！』
二人が自分達を指差してニヤニヤしている…。
ハニー『ハルちゃん、ク〜ちゃん格好いい!』
鏡夜『筋金入りの庶民…だな。【微笑む】』
環【微笑む】
綾小路『…』
そんな光景を見て、綾小路さん は扉の方へ…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
黒月夜天(プロフ) - うたプリ大好き?さん» 頑張ります！！ (2022年11月13日 4時) (
レス) id: 7eaf75f414 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 更新再開楽しみにしています！ (2022年4月2日 7時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜天(プロフ) - うたプリ大好き?さん» え、あ、え、読んで頂けて嬉しいです！！！！モチベが上がったのでお暇でき次第で更新させていただきます！ (2022年4月2日 3時) (レス) id: 7eaf75f414 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2022年4月2日 2時) (レス) @page30 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜天(プロフ) - ポチさん» ありがとうございます！ バケモノの子の質問等に関しては、バケモノの子の作品ページでコメントして頂けると助かります！ (2018年6月8日 21時) (レス) id: 83b87c910d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：黒月夜天。 | 作者ホームページ：http://kokolonohonnne
作成日時：2016年1月19日 20時
