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今、前は犬のポチ、
後ろにはミイラがしがみついてて、
わんわんっと鳴き合いが繰り広げられてる…。
空『し、静かにしろーっ!!』
ミイラ『わっ、ゲフゲフッ』
空『君は噎せる程頑張らなくて良いから!!』
ミイラ『ゲフゲフッ』
しがみついてるそれが盛大に噎せこんでいる…。
空『大丈夫?ほら、降りてきな…?えっと…』
名前、名前…何か名前を付けないと…
空『えーっと……ミーくん、
ほんとに落ちてきたら困るから…ね?降りておいで?』
ひょこ、っとフードの下から出てきたと思ったら、
首にとんとん、と触れてきた…
ミイラ『きゅ』
小さく鳴いて、首にすりすりしてくるミイラ。
そんなにこの名前が気に入ったのか…!
なんだよ、結構可愛いじゃん…♪
白狐『きゅきゅ…』
何時の間にか足元まで来てたその子は、
俺の事を足元で見上げている。
空『君にも名前を付けなくちゃね…』
ポチを床に下ろして、
親父が書いた手紙を参考に、と開いて見る事に…。
種族は…ネコ目イヌ科イヌ亜科キツネ属…。
これは普通の狐と同じ…?
特徴は…白い体毛、首の下げ物。
首から下げてるのは、なんなんだろう…?
注意する事は…犬が苦手、
女の子なのに、女の子として扱うと怒る。
人や物に化けて脅かしてきたりするから、
気をつける事!
空『君って化けられるのぉ…!?!?』
白狐『きゅ!』
小さく頷いて鳴く白狐。
空『犬が苦手って、ポチは大丈夫なの…?』
白狐『…』
空『やっぱり苦手なんだ…。』
白狐『きゅ…』
しゅん、と尻尾を垂らすその子がとても可愛い…。
空『君に名前はあるの…?』
白狐は首を横に振り、此方を見てくる…。
空『ん〜…名前かぁ〜…』
- 数分後 -
空『ん〜…A…?』
白狐『きゅ…!』
ふと、思い浮かんだ名前を口にすると、
此方を見て目を輝かせている。
空『お、気に入ってくれた?』
白狐『きゅきゅ!!』
立ち上がって、その場にくるくると回る白狐。
空『そっか、良かったぁ〜! A、宜しくね?』
A『きゅ〜!』
Aは嬉しそうに鳴くと、
ミーくん を背中に乗せて駆け回ってる。
ミーくん『わんっわ ケホケホ』
空『あ、そうだ、お水…!』
ずっとあれから噎せていたので、
取り敢えず ミーくん でも持てる位の軽くて小さくて、
飲みやすそうな小さな器を探してみる事にした。
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黒月夜天(プロフ) - 白桜姫さん» かしこまりました! (2020年4月7日 21時) (レス) id: 6e08830eeb (このIDを非表示/違反報告)
黒月夜天(プロフ) - 桜さん» 頑張ります! (2020年4月7日 21時) (レス) id: 6e08830eeb (このIDを非表示/違反報告)
白桜姫 - 続き見たい (2018年12月20日 14時) (レス) id: 91b707950c (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - ミーくんと一緒に送られてくるって、斬新で面白いです!これからも頑張って下さい! (2018年7月2日 11時) (レス) id: 32815752b3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒月夜天。 | 作者ホームページ:http://kokolonohonnne
作成日時:2018年5月25日 19時